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最終更新日:2011年7月5日

理事長コラム「窓辺」(静岡新聞夕刊連載)

  病院でボランティア活動をしてみませんか?
(5月14日静岡新聞夕刊掲載)

 

今年は、日本政府が国際連合に提唱して決まった「ボランティア国際年」に当たり、わが国でもボランティア活動を進める法的環境が整えられてきたようです。欧米では社会の各分野・各年齢層でボランティア活動が盛んに行われています。日本の病院でも、外に開かれた病院、病院らしくない病院、患者さんが病気をなるべく意識せずに過ごせるような環境作りを目指していることもあって、ボランティア活動は医療福祉分野が最も多く、多くの公的病院では院内のいろいろな業務にボランティアの方が参加しておられます。

私たちの病院でボランティアの皆さんに手伝って頂いている仕事は、患者さんに対する院内の案内、車いす患者さんの手助け、花壇や庭の手入れ、院内の図書室や移動図書の運用などがあり、患者さんに大変喜ばれています。また、がんを自ら体験されたボランティアさんががん患者さんの相談や話し相手をしておられ、患者さんは医療者からとは異なった癒しや情報を得ることが出来るようです。獣医さんのボランティアも、小動物を使ってがん患者さんとのふれあい活動をしてくれています。その他に、音楽愛好家やプロの音楽家による患者さん向けの院内コンサートも毎月のように開催されています。

中学生や高校生達が一日ボランティアとして、あるいは医学生が体験研修の一環としてボランティア活動に来られることもあります。ボランティア活動により、患者さんの精神的ストレスが軽減し、入院生活にうるおいが生まれますが、ボランティアの方々も自分の技能や経験を活かし、他人を手助けすることで、生きがいを感じられることもあるようです。多くの方が、ボランティア活動に参加されることをお勧めしています。

 

文:地方独立行政法人静岡県立病院機構理事長  神原啓文

 

静岡新聞社編集局調査部許諾済み

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