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主な対象疾患

最終更新日:2022年4月20日

小児期の対処が必要な、さまざまな脊椎の病気について治療を行います。


AIS

・特発性側弯症
基礎疾患のない側弯症で女児に多く、日本人での発生率は2~3%とされます。進行するリスクが高い症例ではまず装具治療を行います。ある程度以上に進行すると骨成熟後も悪化するため、手術が必要になります。

Neuromuscular

・麻痺性側弯症、症候性側弯症 脳性麻痺、脊髄性筋萎縮症など麻痺性疾患に伴う側弯症や、症候群に伴う側弯症です。高度 に進行すると呼吸障害や心機能の低下をきたすため、治療が必要になります。

congenital

・先天性側弯症 先天的に脊椎の変形があることで発症する側弯症です。さまざまなタイプがあり、進行しや すいものに対しては手術治療が必要になります。

GR

・早期発症側弯症
10 歳未満で発症する側弯症の総称です。早期に進行する可能性が高く、重症化する場合に は装具治療や手術治療が必要になることもあります。

AAS

・環軸椎亜脱臼
環椎(第 1 頚椎)と軸椎(第 2 頚椎)の不安定性が強いため亜脱臼をきたしているもので、 放置すると頸髄損傷をきたして手足が動かなくなってしまう可能性のある疾患です。全身 の関節が柔らかいダウン症候群の患者さんに多く、重症例には手術が必要になります。

AARF

・環軸椎回旋位固定
炎症や軽微な外傷をきっかけに、環椎(第 1 頚椎)と軸椎(第 2 頚椎)がずれて固定されて しまう疾患。早期治療が重要で、まずネックカラー固定で経過をみますが、改善しない場合 には入院して牽引治療を行います。それでも改善しない場合はハローベスト固定や手術が 必要になることがあります。

Listhesis

・腰椎分離症
第 5 腰椎に多く発生する、せぼねの一部が癒合不全を起こして分離している病気。先天的 に発生する場合と、スポーツなどによる疲労骨折で発生する場合があります。初期の段階で 見つかれば装具治療で治癒しますが、時間が経ってから見つかる場合は骨癒合しないため、 体幹の筋力トレーニングを行い患部を保護して経過観察します。痛みが強い場合や神経症 状が出現した場合は手術が必要となります。