グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



診療科

対象疾患

最終更新日:2017年6月21日

当センターでは、以下のハイリスク妊娠・分娩管理を行っています。


切迫流早産・前期破水

妊娠32週未満の症例が対象です。
子宮頸管無力症、絨毛膜羊膜炎(CAM)、絨毛膜下血腫(SCH)、子宮因子(子宮形態異常、子宮腺筋症、子宮筋腫変性)などがその原因となります。
当センターでは、頸管無力症にともなう胎胞膨隆症例については、独自のスコアシステムのもとでCAMの関与を判断し、否定された場合には積極的に頸管縫縮術を施行しています。これまで、約100名のケースに施行、妊娠32週以降まで妊娠継続できた症例は85%に達しています。また、SCHについては、妊娠15-16週以降も存在する場合は早産リスクが高まるため、早期から当センターでの管理を行っています。

多胎妊娠

静岡県中部地区を対象に多胎妊娠登録制度を実施しています。一絨毛膜二羊膜性双胎や一絨毛膜一羊膜性双胎、スーパーツインなどの発生を把握するとともに、地域基幹病院との連携のもとで対応しています。

子宮内胎児発育不全

胎児先天異常

生後、直ちに管理を要する心疾患や小児外科疾患(横隔膜ヘルニア、CCAM、腸疾患、臍帯ヘルニア、奇形種)、脳外科疾患(水頭症、髄膜瘤、腫瘍)、腎尿路系疾患、骨格疾患などを対象としています。病態によっては胎内治療も行っています。

妊娠合併症

妊娠32週以下の症例が対象です。
妊娠高血圧症候群(早発型)やHELLP症候群、出血をともなう前置胎盤、常位胎盤早期剥離、血液型不適合妊娠、羊水過多・過少など。

そのほか

当センターでは、妊娠糖尿病や甲状腺機能異常などの合併症妊婦の対応を行いますが、重篤な病態(脳出血や心筋症などの救命救急病態)に関しては県立総合病院をはじめとした他施設との連携で対応しています。なお、分娩中の急性胎児機能不全に関しては地域施設での対応となっています。