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診療科

手足の先天異常

最終更新日:2017年11月28日

手足の先天異常は1000人に1人程度の割合で生まれる先天性の異常です。はっきりとした原因はわかっていません。母指多指症、合指(趾)症、裂手、短指症、巨指症、絞扼輪症候群、Apert症候群に伴う骨性合指症など様々な変形があります。合指症は指(趾)の発生段階で、指間のアポトーシス障害による指列誘導障害とされています。発生頻度は1:1000〜3000人であり、男女差は2:1と男児に多い傾向にあります。手は中指と環指の間に多く、足では2趾と3趾の間に多いです。手術は1歳から1歳半くらいに行いますが、症状が複雑な場合は、3歳くらいまで待機することがあります。手術に際して、日帰り入院で手術を行うことが可能です。母指多指症の発生頻度は、0.5〜1:1000人であり、手の先天異常で最も頻度が高いです。男女比は1.5:1と男児に多い疾患です。手術は1歳から2歳で行いますが、骨切りを要するような複雑な場合は3〜4歳まで待機することがあります。日帰り入院で手術を行うことが可能です。