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ホーム > 診療科案内 > こころの診療科 > レジデント募集のお知らせ

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最終更新日:2010年7月14日

静岡県立こども病院こどもと家族のこころの診療センター
児童精神科レジデントの研修内容

はじめに

 平成20年4月、高度・専門的な小児医療を提供する静岡県立こども病院に、精神科部門「こどもと家族のこころの診療センター」がオープンしました。平成21年4月には、児童精神科専門病棟(36床:開放ユニット、閉鎖ユニット、隔離室ユニットにより構成)を開設しました。小児総合病院でこうした多様な精神科病床を有する病院は全国的にもほとんどありません。病棟開設に伴い、児童精神科医、心理士、精神保健福祉士、作業療法士などのスタッフも増員となります。今後、当センターが、静岡県の子どもの精神科医療の中核的な役割を担う施設として発展していくことが期待されています。
当センターでは、診療部門だけではなく、児童精神科医の育成も果たすべき役割の一つと考えており、子どものこころの診療に携わる専門家を目指す児童精神科レジデントを随時募集していきます。各年度の募集人数や申し込み方法等につきましてはそれぞれのページをご参照ください。また、静岡県立こころの医療センターと連携しており、精神科の後期研修の一環として当院の児童精神科部門の研修を行うことも可能です。詳しくは静岡県立こころの医療センターのホームページをご覧ください。 

研修目標

 児童思春期精神科医療の基本的な知識を学習し、外来・入院治療を通して臨床医として心構えや様々な技能を修得することを目的としています。また、周産期センターを併設した小児の専門病院という当院の特徴を生かして、小児・周産期領域のコンサルテーション・リエゾン精神医学の研修も目的としています。

 

研修項目

1.外来部門

 外来診療では、指導医の診療への陪席、新患カンファレンスなどの研修を経た後に、指導医の下で主治医となって診療に携わります。
1)対象となる主な疾患や状態像
1.不安障害、身体表現性障害、不登校、ひきこもりなど神経症圏の症例
2.強迫性障害、摂食障害、解離性障害など比較的重度の神経症圏の症例
3.うつ病・気分変調症など気分障害圏の症例
4.統合失調症など精神病圏の症例
5.PTSD、急性ストレス障害などのトラウマ関連の障害(虐待も含む)
6.注意欠陥/多動性障害、広汎性発達障害、学習障害、など発達障害圏の症例
7.その他

2)研修できる事柄
1.初回面接のすすめ方
2.見立てと治療方針の設定
3.精神療法的面接の技法
4.薬物療法
5.遊戯療法
6.家族面接のすすめ方
7.教師を始めとした各機関との連携のあり方
8.子どものこころの発達やそれぞれの年代の危機
9.その他

 

2.入院部門

  内科などの身体診療科や成人の精神科などの臨床研修は、指導医の下で主治医あるいは副主治医となり、入院患者さんとじっくり付き合うことからスタートするのが一般的です。しかし児童精神科領域では、専用病棟を有する病院が全国的に少なく、研修枠も限られていることから、児童精神科医を志す医師が入院治療の研修の機会をなかなか得られないのが現状です。
 当センターでは、入院治療を研修の中核と位置づけ、以下のようなことを指導医から直接指導を受けたり、カンファレンスや毎朝のミーティングなどを通して学ぶことができます。

1.入院治療の適応と導入時に心がけるべきこと
2.見立てと治療方針の設定、主治医としての心構え
3.個人面接の技法、問題行動に対する直面化の方法
4.薬物療法
5.行動制限の適用とその治療的意味
6.集団療法
7.子どもたちとのミーティングの治療的意味
8.保護者への支援(面会の設定、家族との面接、家族会の運営など)
9.集団力動の理解と介入
10.病棟運営とチーム医療のコツ
11.教育(訪問教育が併設)との連携
12.その他

3.コンサルテーション・リエゾン部門

 当院は、小児集中治療センター、循環器センター、周産期センターを併設する小児総合病院です。したがって、コンサルテーション・リエゾン部門では、身体疾患を有する子どもや家族のこころのケア、周産期センターに通院・入院中の妊産婦のこころのケアなど、多様な症例の研修が可能です。

4.連携・啓発部門

 当センターは、静岡県の子どものこころの診療の中核施設として、関係機関との連携や啓発活動にも力を入れています。日常臨床での連携に加えて、以下のような取り組みを実施・計画しています。希望に応じてこうした活動に参加することも可能です。
1.児童相談所・教育相談機関など関係機関の嘱託医
2.教師のための児童思春期精神保健連続講座の主催(年5回)
3.児童精神科医療が手薄な地域への診療支援
4.教師をはじめとした子どもに関わる専門職のための相談事業

5.カンファレンスなど

臨床に関することで相談したいことは、日常的に指導医に相談できます。構造化されたカンファレンスとしては以下のようなものがあります。
1.医師だけによる入院症例のカンファレンス
2.多職種による入院症例の合同カンファレンス
3.外来新患のカンファレンス
4.外部の精神科医や心理士などが参加するオープンカンファレンス 
 

6.その他

  1.成人の精神科臨床の研修も希望される方は静岡県立こころの医療センターでの研修も可能です。 
  2.日本精神神経学会の研修指定病院を申請中です。 
  3.日本児童青年精神医学会認定医の取得をサポートします。 
  4.精神保健指定医・思春期症例のケースレポートにも対応します。

研修期間

 3年間

応募資格

 大学医学部を卒業して医師免許を取得後、臨床研修2年を終了した者。なお、一般精神科臨床を2年以上経験していることが望ましい。

 身分・待遇

静岡県立3病院は、平成21年4月から地方独立行政法人静岡県立病院機構が運営しており、地方公務員の身分を有しない法人の職員として採用されることになります。

1.身分は非常勤職員です。

2.給与は法人の給与規定に基づき支給されます。 

 例) 医師6年目の場合
    給与(固定給):月額約58万円
    期末勤勉手当:夏・冬2回 約140万円(初年度は100万円程度)
    その他手当:通勤手当、住居手当(上限三万円)、宿日直手当、時間外勤務手当、
    休日勤務手当、オンコール手当、オンコール待機手当 等

問合せ先

 〒420-8660 静岡市葵区漆山860 静岡県立こども病院総務課総務係 
 電話054-247-6251(代)