新生児科

当院の新生児科は静岡県中部の周産期医医療を担う総合周産期母子センターの新生児部門としての役割を果たしています。早産、子宮内発育不全、胎児仮死、胎児心奇形、胎児外科疾患など、児に異常の可能性がある妊婦さんを産科で受け入れ当院で分娩していただき出生後の治療を担当しております。また、地域の病院、産婦人科クリニックからも出生後の児を受け入れています。現在、NICU15床、GCU18床で運営しております。

当科の方針

1.周産期医療の基幹施設
静岡県中部の周産期医療の基幹施設として重症児の入院の依頼は断りません。
比較的軽症の場合には、地域の病院と連携して搬送先をコーディネートします。

2.専門医療
早産児、低出生体重児の治療、新生児低酸素性虚血性脳症に対する低体温療法、血液浄化療法、先天性心疾患の手術前後の集中管理など、多くの人員や医療設備を要する治療を、各専門診療科と協力して行います。

3.地域との連携
当院で集中治療後に状態が安定した赤ちゃんは、地域の病院に逆搬送させていただくことがあります。地域の病院との関わりを持つことにより地域でのフォローアップが円滑にすすむようにいたします。

4.教育
新生児医療を志す医師、看護師を教育し地域の病院に供給するため、短期、長期を問わず研修を積極的に受け入れます。また、周産期の研究会や研修会を主催しております。
国際蘇生ガイドライン2020に基づくNCPR(新生児蘇生法)の講習会を定期開催しております。

研修御希望の方は、科長の中野までご連絡ください。【連絡先】circulado@me.com