予防接種を受けるには

当院において予防接種を受けるための手続き

  • 当院で定期予防接種を希望される場合には、医師(かかりつけ医が望ましい)の紹介状および居住地の市町村役場の依頼書が必要です。詳しくは、市町村の予防接種担当課へお問い合わせください。
  • 予防接種は毎週月曜日と金曜日に行っています。担当は免疫アレルギー科の医師です。
  • 初診時には必要に応じて検査等を行います。したがって、すぐに接種ができないこともあります。
  • 定期予防接種の費用は居住地の市町村より支払われますが、その他検査費等受診に要する費用については、自己負担となります。また、定期予防接種以外の予防接種(任意接種)の費用は全額自己負担となります。ただし、一部の任意接種については保険給付の対象となる場合があります。

当院における予防接種時の注意

  • 予防接種30分後に接種箇所を再検しますので、それまでは診察室近くでお待ちください。待っている間に気持ちが悪くなったり、蕁麻疹等の症状が出現した場合には、近くの職員へ声を掛けてください。
  • 生ワクチンは接種後3週間、不活化ワクチンは接種後48時間の間、副反応の出現に注意してください。副反応に気づいた場合には、当院へ連絡してください。
  • 予防接種当日は普通に生活してさしつかえありませんが、激しい運動は避けてください。
  • 予防接種当日の入浴もさしつかえありませんが、注射部位を強くこすらないようにしてください。

個別の予防接種の副反応

  • 四種混合ワクチンは、全身反応は少なくなりましたが、接種した局所が腫脹することは多いようです。とりわけ2回目および3回目に多く出現します。
  • 麻疹ワクチンは、接種7~10日後に発熱、発疹が認められることがあります。たいていは短期間ですので、解熱剤を使用して様子を観察して下さい。
  • 風疹ワクチンは、ほとんど副反応の報告がありません。
  • BCG接種は、接種後1~2ヵ月頃より腋窩部リンパ腺が腫脹することがありますが、多くは数ヶ月の経過で自然に消失します。接種後一週間以内に接種部位が赤く腫れたり、膿をもつ現象はコッホ現象と呼ばれ、要注意です。接種医に連絡し対応を相談してください。
  • おたふく風邪ワクチンは、3週間後位に髄膜炎を合併することがあります。熱、頭痛及び嘔吐等の症状が出現した場合には、速やかに接種医師に連絡して下さい。
  • HPVワクチン接種後に失神することがあります。楽な姿勢で座れる椅子を準備するなどの配慮が望まれます。