本文へジャンプします。

文字サイズ変更
拡大
縮小
色の変更
標準
1
2
3

携帯サイト

交通アクセス

  • 日本医療機能評価機構認定病院
  • 地域医療支援病院
  • ホーム
  • 病院概要
  • 外来のご案内
  • 入院のご案内
  • 診療科案内
  • 部門案内
  • 医療関係者の方へ
  • 募集情報

ホーム > 部門案内 > 放射線部 > 放射線科 > 放射線ひばく(被曝)についての説明

ここから本文です。

最終更新日:2010年6月21日

放射線ひばく(被曝)についての説明

静岡県立総合病院には患者様方の病気を、より早く、より確実に診断するために様々な画 像診断用の医療機器が設置されています。検査を受けられる患者様の中には、ご自分の病気 のこと以上に、放射線による害(放射線被曝)がないかと心配される方もございますので、 ご説明します。まず放射線被曝のある検査はなにか、以下に記します。

1) 放射線被曝のある検査(放射線を用いた検査)

  • 一般レントゲン撮影
  • X線CT、骨塩定量
  • 核医学検査
  • 血管造影
  • X線透視(胃食道、注腸、脊髄、一部の内視鏡など)
  • 造影検査(腎孟尿管、膀胱、胆道、子宮卵管など)

2) 放射線被曝のない検査(放射線を用いない検査)

  • 超音波検査(エコー)
  • MRI(磁気共鳴画像)
  • 一般生理検査

放射線被曝の程度は検査によって大きく異なります。一般に撮影枚数や撮影時間が大きくなると被曝量は増えます。また、撮影部位によっても異なります。被曝の程度を示す基準を自然放射線被曝(食べ物、大地、宇宙などから、人が誰でも知らないうちに被曝している量)とすると、胸部レントゲンは1/10、腹部レントゲンは2.5倍、CTは5倍、胃食道造影は20倍、注腸造影は40倍、核医学検査は5~30倍程度に見積もられます。この程度の被曝ではなんらかの症状が出る可能性はなく、臓器への被曝の影響はほとんどが約1日で回復すると言われています。

回復しない影響には遺伝的影響と発癌の2つがありますが、このうち遺伝的影響は人間では科学的にまだ証明されていません。しかし、とくに妊婦さんや若年者に対しては現在でも過剰な配慮(検査をひかえたり、生殖腺を防護したり)をするように心がけております。また発癌は広島、長崎の原爆や、チェルノブイリ原発事故で有名ですが、その被曝量は自然放 射線の数百倍から数千倍以上であり、検査の微量被曝では発癌の因果関係はまだ不明です。従って、放射線検査に伴う被曝による悪影響は必ずしもないわけではありませんが、過度に恐れる必要もありません。

患者様にとって病気の早期診断は大きな利益であり、そのための放射線検査です。しかしわずかながらでも放射線被曝の不利益(悪影響)の可能性がある以上、無駄な放射線被曝は避けなければなりません。従って、検査に当たっては何の目的で行うのか、それによって何が診断できるのかを主治医から十分な説明を受けて、納得した上で検査を受けるようにして下さい。患者様への説明と同意は医療の基本であり、主治医の義務でもありますので、わからない場合は遠慮なくお聞きくださるようお願い致します。

平成10年2月

静岡県立総合病院 放射線部