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薬剤部の各セクション紹介

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最終更新日:2011年9月21日

薬剤部の各セクション紹介

調剤 ~処方せんのむこうに患者さんがいます~

 (スタッフ:薬剤師15名、薬剤助手1名)

 処方オーダリングシステムにより出力される処方せんに基づき、外来患者さんや入院患者さんへの内用薬、外用薬などの調剤を行っています。

 平成6年より院外処方せんの発行を積極的に進めてきた結果、約91%の処方せんが院外処方せんとして発行されています。また、平成20年3月からは医療用麻薬についても院外処方せんの発行推進に努め、現在約51%の医療用麻薬処方せんが院外に出ています。その中でもオピオイド、TS-1、イレッサなど初回の薬剤指導が欠かせない薬剤については調剤室スタッフが窓口指導を実施しています。

 今後も地域の保険薬局との連携を強化しつつ、院内で医薬品を交付する外来患者さんへの服薬説明も勢力的に行い、医薬品適正使用に努めてまいります。

注射 ~注射処方せんのむこうに患者さんがいます~

 (スタッフ:薬剤師10名、薬剤助手3名)

 注射薬、消毒薬、処置薬等の管理・供給を行っています。注射処方せん調剤時には、患者さんの身長・体重・体表面積・腎機能・肝機能等をチェックし、投与量、投与経路、投与速度、配合変化、(内服薬を含む)相互作用などの鑑査が欠かせません。患者さん個々に1日分の注射薬を輸液も含めてカセットにラベルとともにセットして病棟へ供給しています。アンプルピッカー導入により業務の効率化が図れ、毎日16病棟(約400件)の注射薬を個人セットとして供給しています。

 手術室においては現在0.5人を投入し、麻薬をはじめとする薬品管理を開始しました。今後は予定手術に対する個人セット供給を目指します。

 病棟、外来の定数薬・処置薬については担当薬剤師が定期的に品質および数量管理を行っています。

化学療法

 (スタッフ:薬剤師17名、薬剤助手1名)

 外来化学療法センターにて治療を受ける患者さんを対象に、処方チェック、抗がん剤調製、化学療法に関する説明・相談を行っています。調製スタッフは4枠(2時間交代制、鑑査者含む)、安全キャビネット3台にて1日60~80名の患者さんに対応しています。

 初回の患者さんにはお薬の特徴、スケジュール、主な副作用とその対策について薬剤師が説明しており、その後も必要に応じて介入し医師へ薬や検査等の提案をするなど継続的なフォローを続けています。化学療法センターカンファレンス(週1回)では腫瘍内科医師や化学療法認定看護師らとともに治療方針や新規レジメン等についてディスカッションし、支持療法を中心とした提案をしています。

 また、患者さんには治療日誌「かけはし」をお渡しし、副作用の記録、治療内容・検査の記録をすることでセルフケアを促進するとともに、かかりつけ医・かかりつけ薬局への情報源として活用いただいています。私たち薬剤師もレジメン管理から副作用対策まで総合的な薬学的支援を通じて患者さんと医療スタッフ、地域をつなぐ「かけはし」を目指します。

医薬品情報

 (スタッフ:薬剤師4名、薬剤助手1名)

  医薬品の適正使用推進のため、医薬品情報を収集し、医師・看護師等の医療スタッフに対して情報提供を行っています。

 2ヶ月に1回開催される薬事審議会では医薬品の採用、廃止、適正使用について審議されますが、薬剤部は事務局として関連薬剤に関する情報収集と評価ならびに資料作成を行っています。また、毎月「薬剤情報」を発行し院内にタイムリーな医薬品情報を届けています。

 医薬品及び医療機器等により副作用が発現したときは、厚生労働省や企業へ報告するなど安全性情報協力施設としての役割をはたしています。

製剤

 (スタッフ:薬剤師3名)

 製剤室では「院内製剤」の調製を行っています。「院内製剤」とは病院内で使用されるために特別に作成される薬剤の事です。市販の医薬品では治療上の特殊なニーズに対応できない場合があり、こういった場合に院内製剤を用いることがあります。院内製剤は倫理委員会及び薬事審議会で審議し、患者さんの同意を得て使用しています。

当院で調製している代表的な院内製剤は以下の通りです。

  • 注射剤 : L-チロキシンナトリウム注、フェノールグリセリン注
  • 点眼剤 : 塩酸点眼、ジフルカン点眼
  • 外用剤 : メトロニダゾール軟膏、Mohs氏ペースト、ウリナスタチン坐剤 *
  • 内用液剤 : 塩酸モルヒネ液、LH液

 当院の製剤室は無菌室(クリーンルーム)を有し、注射剤においてはクラス100の環境下で調製を行っています。

 また、静岡県立大学薬学部と連携しており、高速液体クロマトグラフィーによる製剤品の含有量の測定も行っています。

 *静岡県環境衛生科学研究所との共同研究論文―ウリナスタチン腟坐剤の製剤化およびその品質評価― 医療薬学 33,775-780(2007)

薬剤管理指導 ~薬あるところに薬剤師あり~

(スタッフ:薬剤師14名、薬剤助手1名)

 現在集中治療室を除く17病棟すべて、ならびに外来化学療法センターにて、患者指導、回診同行、カンファレンス参加といった臨床薬剤師業務を展開しています。

 ステロイド開始、医療用麻薬開始や変更、化学療法開始や変更など薬剤師介入の必要度の高い患者さんから優先的に指導に入り、1ヵ月当たりの薬剤管理指導件数は約1000件です。数名の薬剤師は1日の業務の半分以上を薬剤管理指導業務にあてており、化学療法レジメンごとの患者用パンフレットの作成や臨床研究にも積極的に取り組んでいます。NST、ICTの一員としてチーム医療への参加やTDMによる治療計画作成もしており、患者さんの治療に貢献しています。

お問い合わせ

部署:静岡県立総合病院薬剤部