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かみ合わせが気になる方へ

最終更新日:2018年7月23日

顎変形症について

顎変形症(がくへんけいしょう)とは、上顎(じょうがく、うわあご)あるいは下顎(かがく、したあご)の骨の過成長や劣成長、左右非対称など骨格的な原因によりかみ合わせのバランスが偏った状態に用いられる病名です。この場合には治療に際しては、保険が適用されます。顎変形症には様々なタイプがありますが、そのうち日本人に多い下顎前突(かがくぜんとつ)の診断と治療についてお話しします。
下顎前突の人は、たいていは反対咬合(前歯部のかみ合わせが、上の歯に対して下の歯が前に出ている)になっており、土台の骨も下顎が上顎より前方にある状態になっています。下顎前突と言ってもその程度は人によって様々で、正しい診断により適切な治療が選択されます。

顔面側貌

顎変形症について01

手術前側面

顎変形症について02

手術後側面

口腔内側貌

顎変形症について03

手術前口腔内側面

顎変形症について04

手術後口腔内側面

診断・治療の流れ

1. 初診時

まず患者さんの治療に対する要望をお聞きし、治療法についてのおおまかな話をします。かみ合わせを見るために歯の模型を採ります。

2. 検査

頭部規格X線を撮っていただき、分析をします。これにより上下の顎の前後左右的な位置関係が日本人の正常範囲内かどうかを色々な数値で示されたデータと比較して検討します。その結果、歯列矯正のみの治療で解決する場合もありますし、また骨格性下顎前突症と言って顎骨の骨切りをしてあごの骨自体を後退させる顎矯正手術が必要な場合もあります。

3. 術前矯正

術前矯正にはおおよそ1年から2年前後を要し、上下の歯にボタンの様な装置を装着し、弾力のある針金を用いて歯を動かし手術後に予定されるかみ合わせとなるように準備します。
顎の手術の後にはかみ合わせの調整と緊密なかみこみの形成、かみ合わせの安定化を行います。おおよそこれにも1年から2年程度必要です。

4. 下顎前突症の手術

下顎枝矢状分割法

下顎前突症の手術で最も多く用いられる下顎枝矢状(しじょう)分割法の場合、入院期間は2週間程度です。手術は、全身麻酔のもとで口内法で行います。したがって、顔の皮膚に傷痕が残ることはありません。
手術法には、この他にもいくつかありますが、ここでは割愛させていただきます。

5. 術後矯正

顎の手術の後には上下のかみ合わせの調整と緊密なかみこみ、かみ合わせの安定化を行います。およそこれに1年から2年程度を要します。

6. 保定

術後矯正の後、保定装置(ほていそうち)という針金とプラスチックでできた入れ歯のようなものを2年程度は装着する必要があります。

治療費について

自立支援医療の指定医療機関でかつ顎口腔機能診断の施設基準の届け出をしている医療機関においては、口腔外科にて外科的矯正を行うことを前提とした「顎変形症」のための術前および術後の歯科矯正に関しては、保険での治療が認められています。同様に上述の医療機関にて術前矯正を行った場合の顎矯正手術(口腔に関する医療)についての自立支援医療の指定医療機関で保険を用いて行うことができます。