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将来構想・地域貢献

最終更新日:2014年12月5日

高度医療・先進医療への取組と将来構想(方向)

人工内耳埋込み術

人工内耳の手術を行う病院は現在では全国で大学病院を含めて90施設以上にのぼります。 当院では1994年の早期より施設認定をとり、これまでに109例の手術を行ってきました。当初より聾学校とも協力しながら子どもの人工内耳に力を入れてきましたが、これまでに小児例は64例と全国的にも数の多い施設となりました。先天聾の乳幼児(2歳前後)の術後の音声言語の獲得に目を見張るものがあります。ただし、難聴乳幼児に関しては術後すぐに音声言語を獲得するものではなく、継続した親へのサポート、児の療育が非常に重要となります。当院では耳鼻咽喉科に属したSTが、聾学校と密接に連携しながらその任に当たっています。 今後の課題として、小児人工内耳例が64例と聾学校の中でも人工内耳装用児が増えた現在、人工内耳後の小児には従前の聾教育ではないさらに聴覚を生かした療育を行える環境の整備ができればと考えています。あわせて、今後、新生児聴覚スクリーニングがひろく行われるにつれ、乳幼児への難聴の対応の必要性と重要性が増してきています。今後はこれらのことに関係者が一同に多面的に対応できる場ができればと考えています。

地域医療への貢献実績・地域医師への希望

  1. 早期の難聴の発見、療育が音声言語獲得に有利であることから、難聴児の早期発見のため、静岡市において、耳鼻咽喉科医師、言語聴覚士、聾学校教員、保健師も参加した1歳半の聴覚健診を軌道にのせた。このことは地域の保健師の難聴への意識の向上に副次的にも役立った。

  2. 新生児聴覚スクリーニングが静岡県でも、産科施設を中心に出生児の約6割に施行されるようになり、出産直後に難聴に関して相談に見えるケースが増えつつある。日本産婦人医会静岡県支部、県こども家庭室とも連携しながら、スクリーニングの実効性を高めるとともに、療育体制の整備をめざしている。当院においても産科、小児科、生理検査部と協力して新生児聴覚スクリーニングを行っている。

  3. 開放病床も設置されたので手術などにも興味を持たれる開業医の先生の積極な利用をお願いしたい。気楽に病診連携が計れる環境ができればと思う。紹介された患者さんに関してはできるだけ、手術の写真、手術記録などを添えて戻って頂くよう心がけている。