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緩和医療科

最終更新日:2018年3月16日

緩和ケアについて

医療技術の進歩と生活環境の改善により、日本は世界一の長寿国になりました。
しかし平均寿命の延びに伴い、中高年から発病率が高くなる性格を持つ「がん」にかかる患者さんの数も増えています。概ね「約半数の日本人が生涯のどこかの時点でがんを発病する」のが実情です。治せるがんも増えてはきましたが、未だに全てのがんを治せないのも現実です。

これまでの緩和ケアは、がん治療が困難になった時に、痛みなどの苦痛症状の軽減を目的としていました。近年は疼痛や呼吸困難感、不安や抑うつ状態などの症状緩和は勿論のこと、積極的治療の初期段階から吐き気や食欲不振などの有害な事象の改善を図ることで患者さんの生活の質を改善することを目標に、今までの考え方とは大きく変化しています。
実際、治療初期から緩和医療を併用した方が治療効果も高いことが報告されています。

「末期患者が対象の緩和ケアにはかかりたくない、治療を続けている自分には関係ない」とはなから敬遠されることなく、緩和ケアを利用して様々な苦痛を和らげて、仕事に趣味に充実した毎日を送って頂くための一助になりたいと考えています。

診療体制

現在、当院に緩和ケア病棟はありません。
従来の緩和ケア病棟は一般病棟に移行しましたが、この5E病棟に入院されると、基本的に緩和ケアチーム(身体面の症状緩和を行う常勤緩和ケア医師、精神面の症状緩和を行う非常勤精神科医師、緩和ケア認定看護師、専任薬剤師、※臨床心理士)と栄養士が各診療科の主治医/担当医と連携して苦痛軽減に努めさせて頂きます。

緩和ケア病棟としての届出を行っていた時と同様に、不快な症状の緩和を図る医療を提供しています。ちなみに、未だ院内でも定着した名前になっていませんが、緩和主体病棟と呼ばれるようになりました。治癒とまでは至らない場合でも、症状が軽減し状態が安定した患者さんについては、地域医療連携室との連携により、在宅療養への移行や療養型病院あるいは介護施設への転院が円滑に行えるよう、患者さんとご家族を支援しています。
他病棟に入院中の患者さんの場合、主治医や担当医から緩和ケアチームに症状緩和のご依頼を頂けば、各病棟に往診し、紹介元の主治医/担当医との連携の下で緩和医療を提供しています。

※平成24年4月、新たに臨床心理士がメンバーに加わりました。
現在は月曜日と火曜日に限定した勤務ですが、外来がん相談や腫瘍内科外来と連携し、患者さんとご家族の抱えている“精神心理面”の悩みをお聞きすることができるようになりました。面談をご希望の際はご連絡をお願いします。日程(時程)調整の上、随時あるいは予約にて診療枠を設けさせて頂きます。

受診方法

受診は院内紹介のみです。
当院入院中の患者さんは、主治医/担当医や、担当看護師にご相談ください。

なお現在、緩和医療科が主担当科となる入院診療はお受けできません。緩和医療科が主科となる診療は、外来受診に限定して実施しています。入院加療を前提とされる場合、予め当院の当該診療科の受診をお願いします。

診療実績(平成23年4月~平成25年3月)

5E病棟

検査目的やがん以外の入院など、症状緩和に関係しない症例を除き237人、延べ入院回数 277
  • うち13人は緩和ケアチームが他病棟で症状緩和を行っていた患者さんの転入
  • うち8人は5E病棟外へ転出、4人は緩和ケアチームが症状緩和を継続しました

平均在棟日数:17.9日

5E以外の病棟

83人、延べ入院回数 90
  • うち13人は5E病棟へ転棟、4人は5E病棟から転出した症例

平均在棟日数:20.1日