診療情報データの二次活用

データ二次活用チームは、当院の電子カルテに蓄積された診療情報を利用する種々の統計・解析業務を担当・補助することを目的としたチームです。
当院では平成18年7月に電子カルテシステムが導入され、10年余の膨大な診療情報の蓄積があります。しかし、情報の記録と参照を目的とした電子カルテシステムは、統計・解析を行う上で適したシステムとは言えません。診療情報を臨床・統計の指標定義に基づいた意味づけを行うことで、初めてデータとしての性格を持ち合わせます。
診療情報データは、公益利用の観点から大いに利用価値のあるデータですが、同時に最大の個人情報の塊であることも既知の事実です。情報を利用する際には、プライバシーの保護と匿名化に留意し、最大限の注意を払って適切に取り扱うことが求められています。
当室では、診療情報データを院内各所に提供して蓄積された情報を大いに活用すると共に、院外への情報提供にも積極的に参画し、地域における基幹病院としての役割を全う出来るよう努めて参ります。

医療の質統計一覧（日本病院会（別ウィンドウで開きます）QIプロジェクトの指標に基づく）