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ホーム > 診療科案内 > 外科(消化器外科) > 外科(消化器外科)について

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最終更新日:2011年6月16日

外科(消化器外科)について

スタッフと専門領域

職名

氏名

出身大学
(卒業年次)

専門領域

学会専門医資格等

副院長

がん診療部長

伊関 丈治

東京大学
(昭和48年)

  • 消化器外科
  • 肝胆膵外科
  • 日本外科学会指導医
  • 日本消化器外科学会指導医
  • 日本肝胆膵外科学会評議員

緩和医療管理監

主任医長

中上 和彦

広島大学
(昭和51年)

  • 乳腺外科
  • 消化器外科
  • 日本外科学会指導医
  • 日本乳癌学会専門医

教育研修部長

主任医長

高木 正和

北海道大学
(昭和55年)

  • 消化器外科
  • 食道・胃外科
  • 日本外科学会指導医
  • 日本消化器外科学会認定医
  • 日本胃癌学会会員
  • 日本食道学会会員
  • 日本静脈経腸栄養学会会員

医長

大場 範行

金沢大学
(昭和58年)

  • 消化器外科
  • 肝臓外科
  • 内視鏡外科
  • 日本外科学会指導医
  • 日本消化器外科学会指導医
  • 日本肝胆膵外科学会高度技能指導医
  • 日本内視鏡外科学会技術認定医
  • 日本肝臓学会専門医
  • JBCTがん治療認定医 

医長

常泉 道子

浜松医科大
(平成3年)

  • 乳腺外科
  • 日本外科学会専門医
  • 日本消化器外科学会認定医
  • 日本乳癌学会専門医

医長

渡辺 昌也

岐阜大学
(平成6年)

  • 消化器外科
  • 食道・胃外科
  • 日本外科学会専門医
  • 日本消化器外科学会会員
  • 日本消化器内視鏡学会専門医

医長

大端 考

浜松医科大
(平成6年)

  • 消化器外科
  • 大腸・肛門外科
  • 日本外科学会認定医
  • 日本消化器外科学会会員
  • 日本大腸肛門病学会会員
  • 日本消化器内視鏡学会会員

医長

佐藤 真輔

順天堂大学
(平成9年)

  • 消化器外科
  • 日本外科学会専門医
  • 日本消化器外科学会専門医
  • 消化器がん外科治療認定医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医
医長 京田 有介

広島大学

(平成9年)

  • 肝胆膵外科 
  • 日本外科学会専門医
  • 日本消化器外科学会会員
  • 日本臨床外科学会会員 

副医長

大島 健志

群馬大学
(平成17年)

  • 一般外科
  • 日本外科学会会員
  • 日本消化器外科学会会員
  • 日本救急医学会会員
  • 日本臨床外科学会会員
副医長 永井 恵里奈

浜松医科大学

(平成15年) 

  • 一般外科
  • 日本外科学会会員
  • 日本消化器外科学会会員
  • 日本胃癌学会会員

医師

渡邉 貴洋

浜松医科大学
(平成18年)

  • 消化器外科
  • 日本消化器外科学会会員
  • 日本外科学会会員
  • 日本臨床外科学会会員
  • 日本肺癌学会会員 
医師 尾崎 裕介

浜松医科大学

(平成19年) 

  • 一般外科 
  • 日本外科学会会員
  • 日本消化器外科学会会員
  • 日本臨床外科学会会員
レジデント 西岡 裕次郎

東京大学

(平成20年)

 

  • 日本外科学会会員
レジデント 佐藤 智仁 浜松医科大
(平成19年)
  • 一般外科
  • 日本外科学会会員

レジデント

小坂 隼人

富山大学

(平成20年)

  •  一般外科
 
レジデント 松本 知拓

 浜松医科大学

(平成20年)

  •  一般外科
  • 日本外科学会会員
  • 日本消化器外科学会会員
レジデント 宮川 亨平

 東京大学

(平成20年)

  • 一般外科 
  • 日本外科学会会員
  • 日本小児外科学会会員
  • 日本内視鏡外科学会会員 
レジデント 高木 航

 北海道大学

(平成21年)

  •  一般外科
  • 日本外科学会会員
レジデント 野村 明芳

 浜松医科大学

(平成21年)

  •  一般外科
  • 日本外科学会会員

 

認定学会名(施設認定)

  • 日本外科学会
  • 日本消化器外科学会

診療実績・新しく取り組んだ医療

胆道・膵外科

腫瘍性病変

総手術数

53例

切除例数

46例

  • 胆嚢癌 10例
  • 胆管癌 12例
  • 膵癌 15例
  • 十二指腸・乳頭部癌 5例
  • その他4例

術式

(全胃温存)

  • 膵頭十二指腸切除 21例
  • 膵体尾部切除 9例
  • 肝葉切除 8例
  • 拡大胆嚢切除 6例
  • その他 2例

手術成績

術後の在院死亡 なし

良性非腫瘍性病変

総手術数

144例

胆石症に対する胆嚢切除 135例(うち腹腔鏡手術 94例)

その他は急性膵炎、慢性膵炎、総胆管嚢腫、等に対する手術

新しく取り組んだ医療

  1. 膵がん切除可能例に対する治療;術前に放射線照射と抗癌剤点滴を行い、癌の浸潤する力を叩いたうえで切除手術を実施することにより、良好な治療成績を得ている。順調であれば2~3週間で退院となる。
  2. 多施設共同の抗癌剤に関する臨床試験に積極的に参加し、膵癌・胆道癌 に対する標準的治療法の開発に取り組んだ。

3. 上部消化管外科

1.2007年に実施した上部消化管領域の手術件数

1.胃癌

総手術症例

186

術式別症例数

開腹幽門側胃切除

65

開腹全摘

37

開腹噴門側胃切除

17

開腹中央胃切除

10

開腹部分切除

1

鏡視下幽門側胃切除

19

鏡視下中央胃切除

12

鏡視下噴門側胃切除

1

審査腹腔鏡、バイパスなど非切除

22

2.胃・十二指腸良性疾患

総手術症例

12

疾患別内訳

胃粘膜下腫瘍に対する胃切除(部分切除)

6

出血性十二指腸潰瘍に対する広範胃切除

2

出血性胃潰瘍に対する広範胃切除

1

胃・十二指腸潰瘍穿孔性腹膜炎手術

3

食道

1.食道癌

総手術症例

36

術式別症例数

右開胸開腹食道切除、3領域郭清

19

右開胸開腹食道切除、2領域郭清

11

左開胸開腹下部食道切除

5

非切除、バイパス

1

2.食道良性、その他

総手術症例

2

疾患別内訳

食道粘膜下腫瘍

1

食道裂肛ヘルニア

1

2.手術成績

1.胃癌stage別手術成績(累積5年生存率) (1999~ 2004)

stage

1.A

93.5%

1.B

90%

2.

80.8%

3.A

34.8%

3.B

42.5%

4.

17.5%

全体

66.4%

2.食道癌手術成績(1997~2002)

 

1年

3年

5年

10年

累積生存率(%)

78.5

66.4

66.4

56.3

3.術後合併症

1.胃癌手術症例合併症 (1999~ 2004)

総胃癌手術症例数

1584例

縫合不全

0.8%

膵液瘻

2.1%

腹腔内膿瘍

1.7%

肺塞栓

0.1%

肺炎

0.9%

創感染その他を含め総合併症あり

6.6%

2.食道癌手術後合併症 (1997~2002)

創感染

3.8%

頸部リンパ漏

2.5%

肺炎

5.1%

胸水

6.3%

反回神経麻痺

6.3%

縫合不全

7.6%

死亡 直接死亡

1.3%

在院死亡

2.5%

新しく取り組んだ医療

  1. 胃癌症例ではリンパ節転移の危険性の低い、早期癌症例には腹腔鏡手術をお勧めしています。手術手技が安定し、安全な手術になりました。その症例数は増加の傾向にあります。
  2. 多施設共同研究:JCOGのメンバ-として消化器がんの標準的治療法の確立のため、多くのプロトコ-ルに従って症例を集積しています。
    JCOG (日本臨床腫瘍研究グル-プ)-- 厚生労働省がん研究助成金指定研究の研究班を中心とする多施設共同がん研究グル-プわれわれは“胃がん外科グル-プ”と“食道がんグル-プ”に参加しています
  3. きわめて早期に発見された胃癌、食道癌の患者様には内視鏡による治療が可能なため、消化器内科と緊密に連絡を取り合っています。
  4. 食道癌に関しては近年、放射線・化学療法の成績が向上しています。手術と放射線・化学療法の選択に関しては、癌の進み具合と患者様の希望を総合的に評価し、治療法を相談します。

4. 下部消化管外科

平成19年に実施した大腸癌の手術実績は以下のとおりです。

大腸癌手術件数

231例

結腸癌

154例

直腸癌

79例

1.大腸癌に対する手術術式(腹腔鏡下手術(ラパコロン)50例

回盲部切除術

11例

結腸右半切除術

40例

結腸左半切除術

0例

上行結腸切除術

0例

横行結腸切除術

17例

下行結腸切除術

10例

S状結腸切除術

66例

大腸亜全摘術

1例

高位前方切除術

8例

低位前方切除術

52例

超低位前方切除術

3例

Hartmann手術

3例

直腸切断術

5例

骨盤内臓器全摘術

0例

経肛門直腸癌切除術

4例

経仙骨式直腸癌切除術

2例

吻合術(バイパス術)

1例

人工肛門造設術

8例

2.大腸癌stage別手術成績(1995~1997)

結腸癌5年生存率(1995~1997)

over all

135/186(72.6%)

Stage0

6月6日(100%)

I

36月37日(97.3%)

II

50月57日(87.7%)

IIIa

31月42日(73.8%)

IIIb

9月17日(52.9%)

IV

3月27日(11.1%)

直腸癌5年生存率(1995~1997)

overall

77/109(70.6%)

Stage0

3月3日(100%)

I

23月25日(92.0%)

II

25月32日(78.1%)

IIIa

17月23日(73.9%)

IIIb

7月13日(53.8%)

IV

2月12日(16.7%)

新しく取り組んだ医療

  1. 平成8年から結腸癌症例に対して腹腔鏡下手術(ラパコロン)を導入し、その後直腸癌症例も適応疾患としています。
    平成18年3月までに230例の大腸癌症例に対して腹腔鏡を用いた手術を行いました。腹腔鏡を開始した当初の対象症例は早期癌に限っていましたが、現在では横行結腸領域と下部直腸領域を除き筋層浸潤までの進行癌も適応としています。傷が小さく手術後の痛みが少ないので、早期の回復が可能です。
  2. 肛門の近くにある下部直腸癌症例では局所再発を抑える事と人工肛門を避ける目的で、手術を行う前に放射線と抗癌剤を組み合わせた治療を行っています。
  3. 平成11年7月に結腸切除クリニカルパスを作成・導入し、これまでにラパコロンパス、マイルスパス、人工肛門閉鎖術パスも運用しています。当院ではパスの導入にあたり効率のみを追求するのではなく、パスを患者を含めた医療の協同体制を作り上げるツールとして考え、徹底したインフォームドコンセントや各職種や患者との情報の共有化を行い、真のチーム医療を目標としております。
  4. 多施設共同の抗癌剤に関する臨床試験に積極的に参加し、消化器癌に対する 標準的治療法の開発に取り組みました。

5. 肝臓外科

肝臓癌(肝細胞癌)の手術成績(1995年02002年)

Stage 1.

16例

Stage 2.

57例

Stage 3.

27例

Stage 4.a

21例

5年生存率(59.5%)

Stage 1.

81.2 %

Stage 2.

73.7 %

Stage 3.

44.4 %

Stage 4.a

23.8 %

大腸癌肝転移の手術成績(1997年3月02005年8月)

79例の累積生存率

3年

64.5%

5年

48.6%

2007年の手術実績

肝切除

74例

肝細胞癌

43例

胆管細胞癌

1例

転移性肝癌

26例

その他

4例

術後の平均在院期間

13.6日(8 048日)

肝臓癌

14.7日

肝転移、その他

11.4日

術死亡、在院死亡

なし

合併症

13例(17.6%)

胸腹水

8例

創感染

1例

胆汁漏

1例

術後出血

2例

食思不振

1例

胆管狭窄

1例

嗄声

1例

その他

  • ほとんどの症例で自己血輸血を施行同種血輸血率19%
  • ほぼ前例で肝切除クリニカルパスを施行、完逐率は約80%である。
  • 消化器内科と連携し、肝細胞癌患者では術後状態の落ち着いた時点でウイルス性肝炎の治療を行っている。

高度医療・先進医療への取組と将来構想(方向)

1. 膵・胆道外科

マルチスライスCTの導入およびPETセンターの設置に伴い、膵癌、胆道癌の進展度の詳細な診断が可能となり、根治的で安全性の高い手術術式を実施しえている。

2. 上部消化管外科

  • "胃癌治療のガイドライン"に沿いつつ、胃癌進行度に応じ、胃部分切除(腹腔鏡手術を含む)、噴門および幽門を温存する中央胃切除などの残った胃の機能を温存させる手術を導入している。
  • 進行再発胃癌に対しても積極的に新しい抗癌剤を使用している。原則的には外来化学療法を推進している。
  • 食道癌手術では、手術後の肺炎などの呼吸器合併症予防のため、術前より呼吸理学療法を導入している。手術当日に麻酔から覚ますことができ、手術当日から呼吸理学療法を施行した結果、肺合併症は起こらず、術後ICUの滞在日数、在院期間を短縮している。
  • 周囲臓器浸潤や高度のリンパ節転移が疑われる食道癌症例には、術前に放射線化学療法を施行し、手術を安全にするとともに治療成績の向上に役立てている。
  • リンパ節転移のない食道の早期癌に関しては、内視鏡的食道粘膜切除術、あるいは根治的放射線化学療法を含めた治療法選択を行い、治療後の経過観察を含め、広く食道癌全体の集学的治療の受け皿になっている。
  • 遊離空腸移植手術(頭頸部・耳鼻いんこう科の頸部悪性腫瘍手術時の再建として)耳鼻咽喉科、心臓血管外科との協力により、咽頭喉頭領域の悪性腫瘍切除後に血管吻合を伴う有利空腸移植が極めて安全に行えている。

3. 下部消化管外科

  • 腹腔鏡補助による大腸癌手術
    創の小さな、体に優しい手術として、主として早期癌を対象として、平成8年より導入し、現在までに90例に施行。
  • 大腸癌手術に対しクリニカルパスを導入している。
    質の高い標準的外科治療を提供、治療の効率化に貢献している。患者の70%は手術後10日目に退院可能。
  • 下部進行直腸癌に対する術前照射
    平成8年より導入し、これまで29例に施行。局所再発は1例のみ。拡大手術を回避し、局所再発を減少させる効果あり。

4. 肝臓外科

開院以来450例の肝切除術を経験してきた。その内訳は原発性肝癌250例、転移性肝癌170例、その他30例である。肝細胞癌手術例では、5年生存率約60%、26例の10年以上生存症例を持つ。転移性肝癌症例でも近年治療成績は向上しており、3年生存率70%、長期生存例もでてきている。

  • 肝細胞癌での下大静脈内腫瘍栓合併症例や、肝・肺同時転移例など、高度進行症例に対しても積極的に治療する。
  • 平成5年より肝切除術に自己血輸血を導入、これまでに220例に施行している。同種赤血球の輸血頻度は4%である。
  • 治療の質の向上と患者さんの治療の理解を高めるために平成12年からは肝切除にクリニカルパスを導入した。現在約7割の患者が術後11日で退院している。

今後原発性肝癌症例には、術後インターフェロンなどによる肝炎の治療を施行し、再発の予防をしたい。また門脈腫瘍栓合併など高度進行症例の治療成績の向上をめざしたい。

静岡県における生体肝移植実現に向け、努力したい。

地域医療への貢献実績・地域医師への希望

外科では当科との間で患者様の紹介・逆紹介のある県内約200施設の医師会の先生たちに定期的に"県立総合病院外科ニュース"を配信し、当科医師の交代、診療内容、治療成績などを公開してきた。

多くの患者様を紹介いただき、基本的にすべての患者様を紹介元の先生にお返しするよう努力している。

手術後の経過観察、治療をお願いするにあたり、各臓器特有の定期フォローアップの方法の共通化を含めたより強固なシステム作りを目指し、定期的勉強会などを開催したい。

お互いに顔が見え、声が聞こえる病診連携でありたいと考えている。

カンファ

消化器カンファ

外科・消化器内科・放射線科・病理は毎週火曜日18時からの"消化器カンファ"にて個々の症例の治療法の検討、切除材料の病理学的検討を行っている。医師会の先生にも参加していただくことが可能

清水市立病院外科との合同カンファ

年2回清水市立病院外科と合同カンファを行っている。当院と清水市立病院が交互に開催し、いずれも地域医師会の先生宛にご案内を送っている。

その他乳腺、食道など臓器ごとの多施設研究会を年数回定期的に主催している。