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最終更新日:2010年6月21日
静岡新聞の診療室に掲載されたもので、本院の医師が回答したものです。医師の肩書等は新聞掲載当時のものです
45歳の女性。4年前から健診で尿潜血が陽性と診断されます。3年続けて+、2+、+でしたが、一昨年は-、今年はまた+でした。排尿に関しても無症状です。このままほおっておいて大丈夫ですか。
血尿とは尿が腎(じん)臓で作られてから尿道から排せつされるまでのどこかで、血液が混じってしまった尿です。正常の尿は血液は混じっていませんので、血尿が出るということはどこかに異常があるということになります。
血尿の原因として挙げられるのは、結石症や腫瘍(しゅよう)(悪性、良性)などの尿が流れる過程の異常(泌尿器科疾患)と、腎炎・腎症など尿を作る過程での異常(腎臓内科的疾患)があります。
尿に混じった血液などの量と形を観察しますと、異常の場所がおおよそ見当がつきますので、病院や医院ではまず顕微鏡的に尿を診る尿沈渣(にゅうちんさ)を行います。そして手軽な超音波断層やレントゲンで腎臓や尿管、膀胱(ぼうこう)に異常が無いかどうかを調べます。
怪しいと思われますと尿中の悪性細胞を診るため尿細胞診をしたり、CTやMRIを撮って詳しく調べます。また、腎臓内科的疾患が疑われる場合は腎臓の働きが鈍っていないかどうか、腎臓を傷めるような全身的な病気が無いかどうかを併せて調べます。
血尿で気がつく病気の中には、早めに対処したほうがいい疾患が含まれていますので、血尿と診断されましたら、かかりつけ医に相談の上、腎臓内科もしくは泌尿器科を受診することをお勧めします。
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