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ホーム > 診療科案内 > 形成外科 > レーザーによる皮膚疾患の治療

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最終更新日:2012年4月16日

レーザーによる皮膚疾患の治療

形成外科医長   田中 博

青あざや茶あざは皮膚に異常なメラニンが増殖し皮膚をとおしてすけてみえる状態です。レーザー光を照射すると光はメラニンに選択的に吸収されてメラニンが破壊されるため、色が薄くなります。一方、まわりの正常な組織のダメージを小さくおさえるために、当科で導入したQスイッチ・アレキサンドライト・レーザーはレーザー光のパルス幅(照射時間)を極端に短くしています。そのため、従来の照射時間の長いレーザーを比べて瘢痕がのこらない安全な治療が可能となりました。

しかし、1回の照射で完治するわけではなく太田母斑では同じ部位に4回以上、茶色のあざやしみでは2~3回の照射が必要となります。また、同じ部位への照射は1~3ヶ月ほど間隔をあける方が良い結果を得られます。また、大きなあざでは本格的な照射の前に適切なレーザーのパワーをきめるために小さな部分で試験的に色々なパワーで照射します。これをテスト照射と言いますが、この後1~3ヶ月置いて本格的な治療を行います。

痛み止め

原則として照射の2時間前より局所麻酔薬のしみこんだテープを照射部にはっていただき麻酔をかけます。また、局麻剤を皮膚に直接注射して麻酔をかけることもあります。

照射

1回の照射で直径3mmの円形の光がでます。そこで1cm2のあざでも15照射(ショット)以上が必要ですから治療には数分から数十分かかります。また、照射部は灰色から黒色となり軽い熱傷(やけど)に似た状態となります。1週間前後でかさぶたがとれて治ります。その間処方された軟膏を塗ってください。また、治ったあとは日焼けをしないように十分注意してください。

効果の出現

様々ですが1~2ヶ月はかかります。

副作用

照射後一時的にかえって色が濃くなることがありますが、ほとんどの場合3ヶ月で薄くなります。

効果

疾患、部位また個人差により効果は様々です。一般的な傾向としては、太田母斑、刺青などはレーザーが非常に効果的ですが1~2回では十分な効果は得られず4回以上の照射が必要でしょう。また、偏平母斑は再発することが多く、しみはレーザーが効かないこともかなりの頻度であります。疾患によっっては効かないことがある、あるいは効いても治療が長時間に及ぶことがあるなどをご了承ください。

レーザー治療を私費で受けられる方へ

太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性異物沈着症(外傷性刺青)以外の疾患の方は健康保険適用外の為私費治療となります。保険によるレーザー照射は大きさによらず28,000円(2800点)です。私費治療も保険点数に準じて行うことが原則になっておりますので、15cm2以内の疾患は大きさによらず照射料金を28,000円とさせていただきます。ご了承ください。