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部門紹介

核医学



核医学とは

核医学とは、微量の放射線を出す医薬品(以下、放射性医薬品)を注射あるいは内服して医療に利用する分野のことです。放射性医薬品を使用して病気の診断(以下、核医学診断)や、病気の治療(以下、核医学治療)が行われます。

・核医学診断:体内に微量な放射性医薬品を注射あるいは内服します。薬が特定の臓器や体内組織に集まる様子を画像化し、疾病の診断、病期や予後の確認、治療効果の判定など有用な情報を提供しています。

・核医学治療:がん細胞や特定の臓器に取り込まれる放射線医薬品を注射あるいは内服します。病気の細胞に対して選択的に放射線を照射する治療法です。

使用機器

ガンマカメラ:1台、SPECT/CT:1台
・Symbia Pro.specta Q3 シーメンスヘルスケア株式会社 2025年3月導入
・GCA-9300R キャノンメディカルシステムズ株式会社 2015年2月導入

検査実績

2022年度 2023年度 2024年度
核医学診断 1556 1507 1371
核医学治療 77 68 79

当院の特徴

<核医学診断>

・定量評価への取り組み:当院では、Symbia Pro.specta Q3のSPECT画像で「どの程度、放射性医薬品が集まっているか」を数値(SUV=Bq/ml)として測ることが可能です。これにより、病気の活動性を客観的に評価でき、治療効果判定や経過観察がより正確になります。
・被ばく低減への取り組み:当院のSPECT/CT装置のCT部分にはTin(錫)フィルタを採用しています。CTのX線には「画像に役立つエネルギー」と「体に吸収されるだけで被ばくを増やすエネルギー(以下、不要な低エネルギー)」の2種類が含まれています。Tinフィルタは、この「不要な低エネルギー」を効率よく除去し必要なX線だけを残すことで 画質を保ったまま被ばく線量を大幅に減らすことが可能です。
・SPECT専用装置の導入:当院では、3つの検出器を搭載したSPECT専用装置を導入しています。脳や心筋の核医学検査において感度の向上・高画質化・短時間撮影の両立が可能となります。

<核医学治療>

・放射線治療病室および特別措置病室の運用:当院における核医学治療は、放射線治療病室における131-Iがん治療が年間52回、特別措置病室における177-Lu放射性医薬品による治療が年間52回実施可能です。

注意事項

1.検査・治療前の申告について
・妊娠中・授乳中の方は、胎児・乳児への影響を避けるため必ず事前に医師へ相談が必要です。

2.検査・治療前の食事・薬の制限
・検査・治療ごとに前処置が必要です。詳細は検査説明用紙をご確認ください。
  甲状腺シンチ(I‑123)→ヨウ素を含む食品・薬の制限(甲状腺機能評価に影響)
  心筋シンチ → カフェイン・食事制限
  脳血流シンチ → 検査前の安静

3.検査中の注意
・核医学診断は、検査時間が15分~2時間と検査ごと異なります。
・動くと画像がぼけるため動かないことが重要です。
・閉所が苦手な方は、事前にご相談ください。

4.検査後の注意
・放射性医薬品は自然に体外へ排泄されます。
・身体から放射線がしばらく出ている状態になりますので、当日の乳幼児との接触は避けてください。

問い合わせ

詳細につきましては、当院の下記受付までご相談ください。(受付時間8:30~17:15)

(核医学診断)
静岡県立総合病院 核医学 受付
TEL:054-247-6111(内線:3930)
FAX:054-247-6142

(核医学治療)
静岡県立総合病院 放射線治療受付
TEL:054-247-6111(内線:2071)※火曜日午後・金曜日午後