担当している業務
主に病棟業務とDI業務に従事しています。病棟では入院患者さんの最適な薬物療法を支援し、薬剤の有効性および安全性の向上に努めています。DI業務では、医薬品情報の収集・提供、医療従事者からの質疑応答、医薬品マスターのメンテナンスなどを担当しています。医学の進歩に合わせて常に知識を更新するのは容易ではありませんが、専門性の高い業務を通じて薬剤師としての職能を十分に発揮できる環境です。
病院機構で働く魅力を教えてください
当機構は静岡社会健康医学大学院大学に隣接し、さらに先端医学棟には静岡県立大学薬学部のサテライト研究室も設置されています。これにより、働きながら修士又は博士号の取得を目指すことが可能です。EBM(根拠に基づく医療)の実践が重視される今、病院薬剤師にもエビデンスを創出する役割が期待されています。私自身も博士課程で研究に取り組み、挑戦しています。当機構は、「pharmacist-scientist」を目指す方にとって魅力的な環境かと思います。
病院機構での働き方について教えてください
当機構は子育て支援が充実しており、ママ薬剤師・パパ薬剤師ともに安心して働ける環境が整っています。特に育児休業制度の利用が進んでおり、直近5年間ではパパ薬剤師の9割以上が育休を取得しています。私自身も約2.5ヶ月の育休をいただき、大いに助かりました。さらに、未就学児を対象とした院内保育園も併設しており、子育てをしながら安心してキャリアを継続できる職場です。
これまでの経歴・これから目指す姿を教えてください
私は今年で入職して10年目になります。
これまで様々な臨床経験を積む中で、自分の強みとなる分野を見つけて、専門的な知識を身につけたいと考えるようになり、興味があった『がん領域』を中心に勉強しています。
がん治療は日々進歩しており、常に最新の情報を学び続ける必要がありますが、努力を重ねた結果、目標としていた『がん専門薬剤師』の資格を取得することができました。
資格取得後は、医師や看護師から相談を受けたり、ディスカッションに参加する機会も増え、薬剤師としての役割の幅が広がったと実感しています。今後も継続的に学びを深めて、知識や経験を活かして、患者さんに寄り添った医療の提供を心がけていきたいです。
これまで様々な臨床経験を積む中で、自分の強みとなる分野を見つけて、専門的な知識を身につけたいと考えるようになり、興味があった『がん領域』を中心に勉強しています。
がん治療は日々進歩しており、常に最新の情報を学び続ける必要がありますが、努力を重ねた結果、目標としていた『がん専門薬剤師』の資格を取得することができました。
資格取得後は、医師や看護師から相談を受けたり、ディスカッションに参加する機会も増え、薬剤師としての役割の幅が広がったと実感しています。今後も継続的に学びを深めて、知識や経験を活かして、患者さんに寄り添った医療の提供を心がけていきたいです。
仕事のやりがい・面白さは何ですか
がん専門薬剤師の資格を取得したことで、診察前面談やレジメン管理など専門的な知識を活かした業務を任される機会が増え、やりがいを感じています。診察前面談では、抗がん剤治療を受ける患者さんと医師の診察前に面談を行い、治療内容の説明や副作用状況の聞き取り、薬の処方提案などを行っています。
丁寧な説明や問診を心がけることで「薬剤師さんとお話ができてよかったです」「薬を提案してもらったおかげで副作用が軽くなりました」など、患者さんから嬉しい言葉をいただけることもあり、大きな励みになっています。
丁寧な説明や問診を心がけることで「薬剤師さんとお話ができてよかったです」「薬を提案してもらったおかげで副作用が軽くなりました」など、患者さんから嬉しい言葉をいただけることもあり、大きな励みになっています。
病院機構で働く魅力を教えてください
総合病院では幅広い分野を学びながら、知識や技術を習得できます。また当院には専門・認定資格を有する薬剤師が多数在籍しており、薬剤師もチーム医療の一員として各専門領域で活躍しています。一緒に働く薬剤師から刺激を受けながら、互いにスキルアップを目指せる職場であることも当院の大きな魅力のひとつだと思います。
担当している業務・1日のスケジュール
1日のうち約5時間は病棟薬剤師業務、残りの時間は日によって化学療法業務(抗がん剤の調製)・薬剤師外来(外来患者への内服抗がん剤の服薬指導)・手術室業務・入院前薬歴問診のいずれかに約2.5時間従事しています。各業務での学び・気づきを他の業務にも活かし、より質の高い医療の提供に貢献できるよう努めています。
どんなことを大切にして就職活動を行っていましたか
当時、自分のやりたいことを1つに絞ることができなかったため、幅広い業務に携わるチャンスのあることを重視しました。総合病院で先端医療を学ぶのみならず、こども病院、こころの医療センターと機構内に複数病院があることで多岐にわたる学びの機会があると考えて就職を選びました。
これまでの経歴・これから目指す姿を教えてください
はじめに担当した病棟が整形外科/救命救急科で骨折患者と関わる機会が多かったため、骨粗鬆症に興味を持ちました。入職2年目に骨粗鬆症マネージャーの資格を取得し、現在も骨粗鬆症治療の知識の研鑽に励んでいます。骨粗鬆症領域の専門性を追求するとともに、薬剤師として薬という専門性を通して幅広い疾患に精通するジェネラリストとなることが現在の目標です。
仕事のやりがい、面白さ、大変だったことは何ですか
薬剤師どうしのディスカッションはもちろん、医師・看護師をはじめとする他職種との関わりのなかで新たな気づきがあるため興味の尽きない仕事だと感じています。日々進歩する医療において行かれないよう知識の更新をすることは大変な側面もありますが、自身の成長を感じられるやりがいでもあります。
仕事のやりがい、面白さ、大変だったことは何ですか
薬剤師として、精神科領域だけではなく内科・外科領域など幅広くカバーすることで自らの知識を臨床に還元できることにやりがいを感じます。最近では身体疾患を合併している患者さんの入院数も増えているため、代替薬の考案や減薬など患者さんの身体状況に併せて積極的に医師に提案しています。
また、患者さんへの薬剤指導を通して服薬状況や飲み心地の確認、内服薬自己管理を推進し、患者さんが退院後も継続して服用できるよう入院中から服薬支援することに努めています。
また、患者さんへの薬剤指導を通して服薬状況や飲み心地の確認、内服薬自己管理を推進し、患者さんが退院後も継続して服用できるよう入院中から服薬支援することに努めています。
病院機構での働き方を教えてください
静岡県立病院機構は福利厚生制度が充実しており、私自身も育児休業を取得させていただきました。夫婦共働き世代が当たり前になっている現代において、男性の育児参加の機会を設けられることはとても貴重であると感じています。
育児と仕事の両立は永遠のテーマになるかと思いますが、男性職員でも育児休業を取りやすい環境にあるということは仕事を続けていく上で重要なことだと思います。
育児と仕事の両立は永遠のテーマになるかと思いますが、男性職員でも育児休業を取りやすい環境にあるということは仕事を続けていく上で重要なことだと思います。
これまでの経歴、これから目指す姿を教えて下さい
以前は千葉県の総合病院に従事し、病院薬剤師として精神科、集中治療、小児科など多岐に渡る専門領域を学んできました。これらの得られた知識や経験を出身地である静岡の医療に還元し、貢献したいと感じたため、静岡県立病院機構へ入職しました。
総合病院では、精神科リエゾンチームや精神科身体合併症病棟の立ち上げ、救急病棟での病棟薬剤業務の構築、こころの医療センターでは薬剤総合評価調整加算業務の構築、抗菌薬の感受性スペクトラムの選定を行い、業務形態の構築や見直しを行ってきました。
今後は現在まで得られた知見を後進育成に注ぎ、薬剤師の専門性向上に寄与したいと考えています。
総合病院では、精神科リエゾンチームや精神科身体合併症病棟の立ち上げ、救急病棟での病棟薬剤業務の構築、こころの医療センターでは薬剤総合評価調整加算業務の構築、抗菌薬の感受性スペクトラムの選定を行い、業務形態の構築や見直しを行ってきました。
今後は現在まで得られた知見を後進育成に注ぎ、薬剤師の専門性向上に寄与したいと考えています。
これから病院機構に入職する方へのメッセージ
静岡県の病院で就職を考える際に様々な医療機関があるためとても悩むことがあると思います。
県立病院機構では身体疾患やチーム医療、小児医療や精神科医療など幅広く学ぶことが可能であり、立地としては静岡県の中部という東西へのアクセスが良好のため、関連領域の研修や学会参加がしやすい環境にあるのはストロングポイントです。
認定や専門薬剤師を目指す方は自分のやりたい領域をある程度絞ってから就職した方がより充実した病院薬剤師としてのキャリア形成が出来ると思います。
県立病院機構では身体疾患やチーム医療、小児医療や精神科医療など幅広く学ぶことが可能であり、立地としては静岡県の中部という東西へのアクセスが良好のため、関連領域の研修や学会参加がしやすい環境にあるのはストロングポイントです。
認定や専門薬剤師を目指す方は自分のやりたい領域をある程度絞ってから就職した方がより充実した病院薬剤師としてのキャリア形成が出来ると思います。
担当している業務・1日のスケジュール
薬剤師約15人で、内服・注射調剤、中心静脈栄養や抗がん剤の無菌調製、病棟業務を分担しています。日によって担当業務が異なり、幅広い業務に携わることができます。私はICT業務を担当しており、3名の薬剤師で分担してICT医師を含めた他職種カンファレンスに毎日参加しています。日々の情報共有や感染状況の確認を通して、院内全体の感染対策に取り組んでいます。
病院機構への就職を選んだ理由
小児治療に興味があり、こども病院を有する当機構への就職を希望しました。学生実習中、他のこども病院から成人病院へ転職された方の話を聞き、小児医療だけでなく成人医療にも関わる経験ができる環境に魅力を感じました。こどもから大人まで幅広い世代に対応できるスキルを身につけられる点が、当機構を選んだ大きな理由です。
仕事のやりがい、面白さは何ですか
内服を嫌がっていた患児が、相談を重ねた後に「飲めたよ!」と笑顔で報告してくれたときは本当に嬉しかったです。初めて錠剤に挑戦する子どもには、粉薬との違いや飲みやすくする工夫を伝え、納得して挑戦してもらうよう心がけています。本人の苦痛や家族の負担を減らせたときに、薬剤師としてのやりがいを強く感じます。
これまでの経歴、これから目指す姿を教えてください
入職後2年間は総合病院で外科系病棟を担当し、周術期の薬物治療について学びました。3年目からこども病院に勤務し、現在は循環器病棟の病棟薬剤師とICT業務も担当しています。患児の“初めてのお薬”に関わる機会が多く、本人とご家族の負担をできるだけ軽減できる薬物治療を提案できる薬剤師を目指しています。


