院長のごあいさつ

院長 坂本喜三郎

静岡県立こども病院のホームページをご覧いただきありがとうございます。

院長拝命から4年目を迎え、医療界における本格的かつ実質的な働き方改革が始まる2024年、団塊の世代の高齢化に伴う必要医療量と医師を中心とした医療提供資源の比率が反転する2036年、そして30年間を続く少子化が拍車をかける人口減少型社会を突き進んでいる日本・・を踏まえ、これからの静岡県立こども病院はどうあるべきかを自分なりに整理することで挨拶に代えさせていただきます。

「基本方針と姿勢」
医療を必要とする子どもたちとその家族に貢献するために必要な知識、技術、経験、そして何より“人と人を思いやる心”という『点を繋げて生命の線を引く』という医療の本質、そしてその本質を提供し続けるために『人を大切にし続けられる病院』を目指すという基本方針は変わりません。一所懸命の努力を続けてくれる健康で思いやりあふれる“仲間(病院職員)”を大切にし、彼らと共に“患児とその家族”、“患児を紹介してくれる、または地域で診てくれる方々”を大切にし続けられる、誠実で暖かさを実感してもらえる病院を目指す姿勢を維持します。

そのうえで、新型コロナウィルス感染症パンデミックの経験を踏まえ、以下の視点でコロナ後の”小児医療最後の砦”を担うための再構築に真正面から取り組み、新しい時代の新しい病院を作り上げていく所存です。
1)感染症と戦う機会の多い小児医療最終施設として、医療を受ける側はもちろん、医療を提供する側も安心できる、安全基盤を作り上げます。
2)心と身体の急性期・高度医療の継続と向上はもちろん、移行期医療を中心に慢性期医療や介護にも繋がる医療に貢献できる体制整備に取り組みます。
3)医療を受ける側と提供する側の両方の負担軽減を目指し、IT技術を積極的に取り入れ効率的な改革を推進します。
4)医療体制改革、再構築に伴って派生しうる問題にきめ細やかに対応し、医療を受ける側はもちろん、医療を提供する側の両方で取り残される方を作らない優しい病院を目指します。

静岡県立こども病院は、患者とその家族の気持ちを汲める職員を育て、チーム一丸となって『小児医療・最後の砦のNew normal』を作り上げ、安心して子どもが産め、そして育てられる小児医療の提供を通して静岡県、日本の未来に貢献し続けていきます。
これからも、ご指導、ご鞭撻、そしてご支援、何卒よろしくお願い申し上げます。

令和2年5月 院長 坂本 喜三郎