麻酔科

現在 11名の麻酔科医(指導医 2 専門医 2 認定医 5 )が活動しています。

外科各科手術(眼科、耳鼻科を除く)、心臓カテーテル検査、帝王切開などの多様な手術に対して24時間体制で麻酔を行なっています。また、CTやMRIなどの画像検査や、骨髄穿刺などの鎮静が必要な検査に対しても麻酔を行い検査が終了するまで全身状態を管理しています。

こどもの麻酔導入は人手を要するためほとんどの場合2人以上で行っています。年齢が低い場合には鎮静薬を麻酔導入前に投与することがありますが、こどもが希望すれば手術室や回復室での麻酔導入の際、親に立ち会っていただきます。

当院では術中から術後にかけて質の高い鎮痛を得るために区域麻酔を積極的に行っています。術後硬膜外鎮痛を行う場合には麻酔科医は病棟での指示も行い、カテーテルを抜去するまで責任を持って疼痛管理していきます。

麻酔科

日帰りで行う手術症例も多く、術後の観察は手術室と同じフロアーにある日帰りセンターを利用します。手術室内にある回復室で麻酔直後の回復をチェックしたあと日帰りセンターに戻ります。

多くは眠った状態で帰り、覚醒時には家族がそばに居てもらうようにしています。

帰宅するまではおおよそ1時間日帰りセンターに滞在することになります。

子どもたちが手術や検査時に辛い思いをしないよう麻酔科医が頑張っています。

麻酔科医の役割

子ども特有の解剖や生理があるためそれらに精通した麻酔科医が子どもの麻酔管理を行う必要があります。

麻酔科医は子どもたちから目を離すことなく、体の状態を常に把握しながら麻酔を行っています。

子どもは手術を契機にトラウマを残す可能性があるため、できる限りそのような状況を少なくすべく、前投薬の投与や、母親同伴による導入を行い子どもにストレスがかからないように配慮しています。

また十分な鎮痛を図ることも術後のトラウマを減少させる手段であるため、当院では、硬膜外麻酔や脊髄くも膜下麻酔などの区域麻酔を積極的に全身麻酔に併用することにより、術中・術後の痛みを完全にとることを目標としています。区域麻酔を併用できない症例では麻薬を適宜使用します。

麻酔からの覚醒時興奮を減少させるため無理やり覚醒させないこと、覚醒時には両親を傍に居させるようにしています。

麻酔科医は麻酔中に呼吸系・循環系が正常範囲に保たれるよう様々なモニターを用いて管理、調節し安全に手術が遂行されるよう努力しています。

麻酔終了後最も大切なことは子どもが自分で気道を維持できるか否かを判断することで、必要ならば酸素投与、人工呼吸管理を持続させます。

現況

静岡県立こども病院は静岡県唯一のこども専門病院として1977年に創立され、今年は37年目になります。

静岡県には2機のドクターヘリが運用されていて、静岡県東部、西部から子どもの重症患者、外傷患者が運ばれてきます。日本国内でも数施設しかないICU医が全てを管理するPICUがあり、内科系外科系重症患者が管理されています。

現在麻酔科医とICU医との相互研修が行われています。

お問い合わせ

静岡県立こども病院 麻酔科
電話054-247-6251
ファックス054-248-4763