特殊治療

当センターにおけて、重症なお子さんたちに対し行っている特殊治療を一部ご紹介いたします

持続血液濾過透析、血漿交換、血液吸着(写真A)

持続血液濾過透析

写真A

体内の余剰な水分を除去したり、有害な物質を取り除くために施行します。

ECMO(extracorporeal membrane oxygenation、膜型人工肺)(写真B、C)

ECMOは、最重症の呼吸循環不全に対して用いられる手技で、膜型人工肺を組み込んだ体外循環を用いて呼吸や循環を補助します。

ECMO01

写真B

ECMO02

写真C

NO(一酸化窒素)吸入療法(写真D)

一酸化窒素の血管拡張作用は非常に強く、気道を通して肺に投与することで肺血管を選択的に拡張させます。
肺の血管抵抗を下げなければならない状態、原発性肺高血圧症などに用いられます。

一酸化窒素のボンベ

写真D

低温管理療法(写真E)

低体温療法

写真E

当科では、心肺停止後の蘇生後脳症、重症頭部外傷などの子供たちに低温管理療法を行っています。
体温を安定して保つことで、種々の作用で脳神経が保護されるとされています。