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クラニオフェイシャルセンター

最終更新日:2019年4月9日

頭蓋顔面センター(クラニオフェイシャルセンター)の開設しました

2019年4月1日よりこども病院としては日本初となる頭蓋顔面センター(クラニオフェイシャルセンター)を開設することになりました。当センターの開設の目的は、あたま・かお・あごの変形と、それに伴う機能障害を持つ患者さんに対して、関連各科(形成外科、脳神経外科、小児外科、耳鼻咽喉科、歯科、眼科など)の連携をスムーズにして、専門的治療を集約させることです。また当センターは小児病院に設置されているので、こどもの麻酔・全身管理においても専門科(麻酔科、小児集中治療科、総合診療科、新生児科など)の協力を得ることが可能です。当センターではあたま・かお・あごの病気で困っている患者さんに対して、出生時から成人になるまで最適な治療を行い少しでも多くのこどもを笑顔にし、社会性を向上させることを目標にしています。


<代表的な対象疾患と治療方針>

(1) 頭蓋変形を来す疾患
・非症候群性頭蓋縫合早期癒合症:矢状縫合早期癒合症(舟状頭蓋・長頭)、両側冠状縫合早期癒合症(短頭蓋)、片側冠状縫合早期癒合症(斜頭蓋)、前頭縫合早期癒合症(三角頭蓋)ラムダ縫合早期癒合症(斜頭蓋)など
・症候群性頭蓋縫合早期癒合症:クルーゾン症候群、アペール症候群、ファイファー症候群、Saethre-Chotzen症候群、Antley-Bixler症候群、Muenke症候群など
・頭位性斜頭(寝ぐせ)、外傷性頭蓋骨骨折などで後天的にあたまの変形のあるこども
・脳神経外科、形成外科が合同で手術を行います。頭蓋延長術、頭蓋形成術、縫合切除術、ヘルメット療法などから機能的・整容的に適切な治療方法を選択します。
・生後半年までのこどもは、縫合切除とヘルメット療法を組み合わせることで、より低侵襲な治療が可能な場合があります。

MCDO法

・一期的な頭蓋形成術と頭蓋延長術を患者さんに応じて使い分けています。頭蓋延長術では、Multidirectional Cranial Distraction Osteogenesis(MCDO法)で良好な頭蓋形態を獲得しています。
・頭位性斜頭に対するヘルメット療法(保険外診療)も行っています。

(2) 気道狭窄の原因となる顎顔面疾患

・小下顎症(ロバンシークエンス・トリーチャ・コリンズ症候群など)・中顔面低形成(クルーゾン症候群、アペール症候群など)・後鼻孔閉鎖・巨舌症(ベックウィズ・ウイーデマン症候群など)など顎顔面疾患による気道狭窄が疑われるこどもや、すでに気管切開が施行され早期離脱を目指しているこどもが対象です。

・小児喉頭気管再建で日本有数の症例数を誇る小児外科が喉頭・気管の治療をおこないます。アデノイド切除・扁桃摘出などは耳鼻咽喉科、中顔面低形成・小下顎症に対する骨延長・巨舌症などの手術は形成外科が担当します。気管切開・全身管理については、新生児期は新生児科、小児期は総合診療科で主に担当します。
・当センターの目標は、気管切開をできるだけ少なくすること、すでに気管切開のある子供は小学校就学前の気管切開離脱をすることです。小学生・中学生・高校性でも顎顔面疾患による気管切開の離脱希望のある方はご相談ください。

(3) 顔面輪郭、顔面器官(眼、耳、鼻、口など)の変形を来す疾患

・唇顎口蓋裂、その他顔面裂、第1第2鰓弓症候群(ゴールデンハー症候群など)、ロンバーグ症候群、顎変形症、顔面骨骨折、小耳症などの耳介奇形、先天性眼瞼下垂などの患者さんが対象です。
・唇顎口蓋裂の治療は20年以上の歴史がある当院口蓋裂外来で出生時から成人まで機能的・整容的な治療を行っています。唇顎口蓋裂により生じる顎変形症に対する外科矯正手術(上顎骨骨切り術・下顎骨骨きり術・オトガイ骨切り術など)も行っています。手術全般を形成外科、鼓膜チューブ留置術など中耳炎に対する治療は耳鼻咽喉科、食事指導・口腔内衛生状態・歯列に対する治療は歯科、言語訓練は言言語聴覚士が担当しています。歯列矯正治療については、地域連携矯正歯科と一緒に治療を行うこともあります。
・顎変形症の治療では、骨格の治療として顎骨骨切り術(上顎骨骨切り術・下顎骨骨きり術・オトガイ骨切り術など)は形成外科、歯列矯正は矯正歯科(この場合の矯正治療は保険診療となります。ご自宅近くで保険診療の可能な連携矯正歯科をご紹介しますのでご相談ください)が治療を行います。
・第1第2鰓弓症候群(ゴールデンハー症候群など)では、眼瞼・巨口症・耳介奇形・顔面非対称に対する治療が必要になります。治療は形成外科、耳鼻咽喉科、眼科が担当します。
・顔面骨骨折(鼻骨骨折、下顎骨骨折、上顎骨骨折、眼窩壁骨折、頬骨骨折、前頭骨骨折など)に対して、必要に応じて手術を行います。こどもの眼窩壁骨折では緊急手術となる場合があります。
・各種耳介奇形の治療は症状・年齢に応じて行います。埋没耳は乳児期であれば矯正装具による治療が可能な場合があります。副耳は大きさ・場所によっては初診時に結紮治療を行います。小耳症はおよそ10歳で肋軟骨移植による耳介形成術を行います。耳介に対する手術・治療は形成外科が、内耳および聴覚機能については耳鼻咽喉科が主に担当します。
・先天性眼瞼下垂、睫毛内反症、内眼角贅皮、瞼裂狭小症、眼瞼欠損などの治療を行います。外眼部の手術については形成外科、視機能などは眼科で主に担当します。

<医療関係者の方へ>

当センターに患者様をご紹介頂く時は、紹介状の宛先を「頭蓋顔面センター」もしくは「クラニオフェイシャルセンター」にお願い致します。当センターより関連各診療科への予約を取得させて頂きます。

<当センターに対するお問い合わせについて>

以下のメールアドレスへお願い致します。
静岡県立こども病院・頭蓋顔面センター E-mail:ch-cranio@i.shizuoka-pho.jp