経営状況

地方独立行政法人静岡県立病院機構は、県立総合病院、県立こころの医療センター、県立こども病院の３病院を１つの法人として運営しており、県民の皆様のニーズに的確に応えるため、現在取り組んでいる医療を損なうことなく更に発展させるとともに、機能的で効率的な病院経営を推進し、「第一級の病院」、「地域医療支援の中心的機能」など、中期目標において求められている役割を果たしていくことを最優先の課題として取り組んでいます。
第３期中期計画（令和元年度～５年度）の最終年度となる令和５年度は、令和４年度に引き続き、医療面では充実した質の高い医療を提供し、経営面では機能的で効率的な病院経営を推進しました。
令和５年度の経営状況は、エネルギー価格や物価高騰に伴う材料費の増加の影響などにより、経常損失は15億4,886万円（経常収支比率97.1％）、総損失は14億3,360万円となり、地方独立行政法人化後、初めての赤字決算となりましたが、第３期中期計画期間累計の経常収支比率は100.6％となり、中期目標で定める「第３期中期目標期間を累計した損益計算において、経常収支比率を100％以上とすること」という目標は達成しました。

（県立総合病院）
重症度や緊急度の高い患者を継続して受け入れたことにより、入院、外来ともに、収益・延患者数・診療単価がいずれも上昇しました。
（こころの医療センター）
精神科救急医療に積極的に取り組み、入院収益・外来収益が増加しました。
（こども病院）
入院延患者数は増加したものの、循環器領域の手術減に伴う入院単価の下降により入院収益が減少しました。高額薬品使用の増加により外来収益が増加しました。

県立3病院（県立総合病院、県立こころの医療センター、県立こども病院）における経営状況を示しています。（平成20年度までの経営状況については、静岡県HPで閲覧できます。）

静岡県健康福祉部医療健康局医療政策課のホームページへ（別ウィンドウで開きます）