活動中はこのユニフォームを着用しています。
当院には、専門の知識と技術を備えた専門看護師と認定看護師が在籍しています。専門看護師は、複雑で解決困難な看護問題を持つ患者さんやご家族に対し、水準の高い看護ケアを提供するために看護実践を行います。また看護学の向上をはかることを目的としています。認定看護師は、特定の看護分野で培った看護技術や知識を活かし、質の高い看護を提供します。
当院の専門看護師・認定看護師は、病院内だけでなく地域や全国での活動にも積極的に取り組んでいます。院外研修の内容は、出前講座(別ウィンドウで開きます)をご覧ください。また、講師の依頼をご希望の際は、看護部までお問い合わせください。
当院の専門看護師・認定看護師は、病院内だけでなく地域や全国での活動にも積極的に取り組んでいます。院外研修の内容は、出前講座(別ウィンドウで開きます)をご覧ください。また、講師の依頼をご希望の際は、看護部までお問い合わせください。
小児看護専門看護師は、6つの役割(実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究)を通して、すべてのこどもと家族が心身ともに健やかに過ごせるような環境を整える事を目指しています。こどもが本来持っている力をひき出すこと、こどもの最善とは何かを考えて自ら実践したり、多職種と協働したり、スタッフの支援をしています。また、院内の委員会活動に参加し、小児看護の質の向上に寄与しています。
小児がんは抗がん剤治療の進歩で8割近く治癒するようになりました。しかし、抗がん剤には身体的・精神的侵襲が大きい副作用が多いため、多面的な看護支援が求められます。当院は小児がん拠点病院の指定を受けており、小児がん診療の質向上を目指し、患者さん、きょうだいを含む家族支援、多職種での連携、スタッフの教育支援、小児がんサバイバーと呼ばれる思春期~若年成人(AYA)世代の自律支援や進学・就労支援などを行っています。また院外においては、各種講演、小中高等学校におけるがん教育講演など、県内外問わず小児がん啓発活動を行っています。
医療法に基づく院内での感染対策組織の整備と感染制御を主な責務とし、感染対策室やICT(感染制御チーム)で活動しています。病院の中には、様々な病原体が存在しているといわれています。病院や市中で流行している感染症の発生状況を把握し、近隣の医療施設や全国の小児病院と情報交換し、感染の広がりを防ぐ対策につなげます。患者さんをはじめ職員が感染から身を守れるよう、防御に必要な物品・器材、ワクチンプログラム、空調・水系システムを整えています。感染につながらないケアの手順や療養環境の衛生状態を見直し、対策マニュアルを作成し皆様に活用してもらいます。病院内や在宅での感染対策についての相談を受けています。
小児がんに限らず、様々な病気と向き合っているこどもと家族が、緩和ケアを必要としています。こどもと家族がその人らしく過ごすためには、治療に伴う身体的苦痛・心理社会的苦痛を最小限にする必要があります。こどもと家族が抱える苦痛の理解、苦痛緩和に対する希望や目標の共有、必要な援助の提供を行います。また、緩和ケアチームと協働することで、小児緩和ケアの浸透・こどもと家族の生活の質の向上を目指しています。
生命の危機状態にある急性かつ重篤な患者さんの病態変化を予測し重篤化回避・早期回復を支援するための援助ができるよう、看護実践・指導やスタッフ・ご家族からの相談に対応しています。治療が優先されることのあるICUにおいて患者さん・ご家族に寄り添い、より良いチーム医療が提供できるよう他職種間の調整を行います。主な活動領域はICUですが重症患者看護に必要な「患者をどうとらえ、ケアするか」を考えるプロセスはICUに限られたものではなく、全部署のスタッフの看護の質の向上を目指して活動しています。
手術および麻酔による生体侵襲や合併症のリスクを回避するため、周術期全体を通して患者と家族の権利を守り、自己決定を支援する看護ケアを提供しています。また、患者さんやご家族が抱える手術への不安や恐怖を軽減するために、プレパレーションや手術室の見学を実施し、個々の患者に適した手術室への入室方法を麻酔科医師と共に検討しています。「痛みのない手術」「恐怖を感じない手術室」を目指して、他部門と協力しながら、安全な手術看護の提供に取り組んでいます。
小児救急医療の現場において、こどもと家族が適切な医療を受けられるよう小児トリアージを行っています。また、育児支援や事故予防指導などの情報提供も行っています。こども虐待の早期発見・対応も大きな役割のひとつです。救急センターを受診したこどもやご家族へのケアを行うだけでなく入院中から退院後まで、「こどもと家族の権利と尊厳をまもる」という視点でこどもの健やかな成長発達と安全のために専門性を活かして幅広く活動しています。
小児トリアージやフィジカルアセスメント、救急蘇生などの勉強会などを行い、こどもと関わる看護師が質の高いケアを提供できるようスタッフを支援しています。
小児トリアージやフィジカルアセスメント、救急蘇生などの勉強会などを行い、こどもと関わる看護師が質の高いケアを提供できるようスタッフを支援しています。
低出生体重児や疾患をもって生まれた急性期の新生児の急激な状態の変化を予測し、重篤化を予防するケアや赤ちゃんのストレスを緩和し個々の発達に応じた個別的発達促進ケアを実践・指導しています。また、赤ちゃんが家族の一員として受け入れられるよう、家族支援を行っています。NICUを中心に活動していますが、新生児が心身ともに後遺症なく、健やかに成長発達するために、質の高いケアを新生児が入院するすべての病棟で提供できることを目標に、スタッフを支援しています。
褥瘡のある患者さん、ストーマを保有する患者さん、失禁など皮膚障害がある患者さんへの支援を行っています。褥瘡発生要因・褥瘡予防の現況を把握した上で、最新の情報をもとに多職種と連携し、院内のみならず在宅の患者さんに対しても褥瘡治療やケアを実践しています。早産児・超低出生体重児のスキンケアとストーマケアには力をいれています。WOC専門外来(別ウィンドウで開きます)ではストーマ、褥瘡、胃瘻含む瘻孔、二分脊椎患者(別ウィンドウで開きます)、総排泄腔遺残症・総排泄腔外反症患者さんへのサポートを提供しています。患者さんが安心して快適な生活が送られ、成長できますように、病院内・外、在宅からの相談や講師活動を通じて皮膚・排泄ケアの向上を目指しています。