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二分脊椎センター

最終更新日:2023年12月12日

二分脊椎センター長よりごあいさつ

二分脊椎センター長

2023年4月より二分脊椎センターを開設しました。
二分脊椎は、その病態からさまざまな症状や障害が現れます。そのため、多職種が連携し、患者さんにとって最善の診療・支援をしていくことが必要となります。
二分脊椎の患者さん一人ひとりに合った診療・支援を、それぞれのスペシャリストの揃う静岡県立こども病院における多職種チームで提供し、成長・発達を包括的にサポートしていきます。

二分脊椎センター長
脳神経外科科長
石崎竜司

二分脊椎について

脊髄は、胎児の時に神経管と呼ばれる筒状の構造が背中で閉じることで完成しますが、上手く閉じないことで二分脊椎となります。二分脊椎は、皮膚まで上手く閉じることが出来ず神経が露出している“顕在性二分脊椎”と、皮膚に覆われている“潜在性二分脊椎”に分けられます。症状は、下肢の麻痺・感覚障害・変形と排尿排便障害が考えられます。

顕在性二分脊椎

当院には、周産期センターがあることもあり、胎児期に発見されることがほとんどです。出生前に、産科、新生児科、脳神経外科、放射線科、麻酔科、集中治療科でカンファレンスを行い、治療方針・治療計画・他の合併症や奇形等に対する対応について詳細に検討します。また、脳神経外科の外来で、脳神経外科と新生児科からご両親へ疾患についての説明を行います。出生翌日には閉鎖の手術を形成外科とともに行います。術後は、全身管理は新生児科で行い、下肢機能は整形外科、排尿排便は泌尿器科とともに管理を行い、リハビリも開始します。

潜在性二分脊椎

潜在性二分脊椎は、表面が皮膚で覆われているため発見が難しいですが、腰の部分に凹み、膨らみ、発毛、血管腫などの“告げ口徴候”を認めることがあります(写真)。外来で潜在性二分脊椎を疑う症例に対しては、術前から整形外科と泌尿器科とともに画像とともに症状の評価を行い、生後半年くらいを目安に手術を施行します。術後も下肢機能は整形外科、排尿排便は泌尿器科とともに管理を行い、必要によりリハビリも開始します。二分脊椎では、手術後に脊髄が再係留されて症状が悪化することがあるため、脳神経外科、整形外科、泌尿器科での評価を行い、情報共有を行いながら経過をみています。

潜在性二分脊椎

潜在性二分脊椎 告げ口徴候

dimple外来

臀裂部分に認める凹みについては、尾骨窩と呼ばれており、問題になることはほとんどないと言われています。ただ、潜在性二分脊椎で腰仙部に認める“告げ口徴候”との区別が難しい可能性もあることから、脳神経外科では、毎月第1,3木曜日にdimple外来を行っております。1歳未満であれば、鎮静MRIではなく、超音波検査による精査が可能です。
初診の方(予約へ)(別ウィンドウで開きます)
お問い合わせ(別ウィンドウで開きます)

多職種による二分脊椎症例カンファレンス

二分脊椎症例カンファレンス

静岡県立こども病院 二分脊椎センターでは、二分脊椎治療に必要か全ての科が揃っています。
導尿(自己導尿)や排便コントロールならびに褥瘡に関しては専門性をもつ皮膚・排泄ケア特定認定看護師や、理学療法士、栄養管理士、就学・就労支援に地域連携室、心理的ケアをサポートする臨床心理士らが加わり、「二分脊椎症例カンファレンス」を行っています。
患者さんが二分脊椎と上手につきあって成長していけるように、各年齢に応じて生じる問題点を明らかにし、患者さんがより良い生活ができ、満足のいく状態となるための治療や支援をチームで話し合っていきます。
さらに、このカンファレンスをもとに、医療・地域・教育・行政と施設を超えた連携を行い、患者さんに対する支援の拡充を目指します。

二分脊椎外来

二分脊椎の患者さんは、複数の科を受診する必要があります。二分脊椎は、脳神経外科・整形外科・泌尿器科的な症状が生じるため、診察・討議し、治療・管理方針の決定が1日でできるように1日で全ての科を受診できる「二分脊椎外来」を行っています。

二分脊椎外来メンバー

  • 脳神経外科・・・・・・・・・・・・石崎竜司
  • 泌尿器科・・・・・・・・・・・・・濱野 敦
  • 整形外科・・・・・・・・・・・・・藤本 陽
  • 皮膚・排泄ケア特定認定看護師・・・中村雅恵


二分脊椎症例に対しては、単科のみでの対応は困難であり、専門性の高い多職種による連携が必要となります。それぞれのスペシャリストの揃う静岡県立こども病院における多職種チームにて、患者さん一人一人に合った最善の治療を提供し、成長・発達とともに継続的にフォローさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

二分脊椎症例 専門職との連携