当検査室は2015年3月に検査室の外部認証であるISO15189を取得し、品質マネージメントシステム(QMS)構築に力を入れてきました。
品質方針はISO15189の要求事項を遵守し、検査の品質維持・向上を目的とし、検体採取から結果報告、精度管理、環境整備に努めるこことしています。
また、技術力の向上や自己研鑽による知識向上も含め、認定資格の取得や学会発表・論文投稿などができる環境づくりにも心掛けています。
以下は当検査室の取り組んでいる主な活動状況です。
品質方針はISO15189の要求事項を遵守し、検査の品質維持・向上を目的とし、検体採取から結果報告、精度管理、環境整備に努めるこことしています。
また、技術力の向上や自己研鑽による知識向上も含め、認定資格の取得や学会発表・論文投稿などができる環境づくりにも心掛けています。
以下は当検査室の取り組んでいる主な活動状況です。
1、検査室認証ISO15189に沿った管理体制
ISO15189導入により、当検査室に見合ったQMSの構築を目指しており、検査業務の標準化による検査精度の確保、作業の効率化の実現、そして安定した業務運営ができる体制ができてきています。本システムによりPDCAのサイクルを回すことを徹底的に行い、スタッフの業務改善意識の向上を図っています。
2、患者サービスの向上を念頭に置いた業務運営
採血室や生理検査室の運営については患者の待ち時間の短縮や待合スペースの確保に最大限配慮し、他部署との連携による患者の誘導・案内、看護師のバックアップを受けながら早朝採血スタッフを充足するなどの体制確保に最大限努力しています。また、肢体不自由な患者の出入りが多い採血室や生理検査室の安全確保、患者接遇にも気を配った業務運営を行っています。
3、ワンフロア化および他検体検査部門を含めたグループ化
生化学、免疫、血液部門をワンフロア化し、幅広い知識や技術を有する技師の育成に取り組んでいます。更に輸血検査や一般検査との融合を図り、検体検査部門として全セクションを兼務できる体制を構築し、検査データを幅広く理解できる技師の育成、更には円滑な当直体制作りを行っています。
4、循環器系検査を中心とした質の高い生理検査業務
循環器系検査件数は著しく増加を示しており、ホルター心電図解析を含めた心電図検査や心臓超音波検査、また、心臓カテーテル検査において臨床工学士と協働で虚血や不整脈治療における心カテ検査を担当しています。特に心臓超音波検査においては、当院が経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)や経皮的僧帽弁接合不全修復術(Mitra Clip)などの経カテーテル的な弁膜症治療を積極的に行っているため、当検査室が非常に重要な役割を担っています。
5、超音波センターの業務運営と拡張への取り組み
腹部、乳腺、甲状腺、血管などの超音波検査は、機器の精度向上により高精度の検査が要求されるようになってきています。こうした臨床側のニーズに応えるべく検査技術の向上を目指すとともに、膵臓の超音波検査にミルクティーを使った方法を取り入れるなど、内視鏡検査より患者の負担が少ない検査方法を導入するなど、積極的な業務拡大に取り組んでいます。
6、チーム医療への参画
1)糖尿病療養指導チーム
自己血糖計測器(SMBG)、持続血糖計測装置(CGM)およびインスリンポンプ(CSII)の仕様説明などを入院、外来患者問わず行っています。糖尿病教室では関連項目を中心に検査項目の臨床的意義を解説しています。また、定期的に検査部内でスタッフミーティングを行い、情報の共有、活動の推進を図っています。
2)栄養サポートチーム(NST)
医師、看護師、薬剤師および栄養士とともに週2回の病棟回診に加わり、栄養改善に向け検査値に関するコメントを発信しています。NST関連の院内講習会などでMRSAや栄養アセスメント蛋白などの検査項目について説明し、病棟における栄養管理のサポートも行っています。
3)その他のチーム医療
院内感染防止への取り組み(感染対策チーム:ICT)や抗菌薬適正使用支援チーム(AST)、下肢静脈救済チーム、心カテチーム、肝炎対策チームなどへも積極的に参加しています。
自己血糖計測器(SMBG)、持続血糖計測装置(CGM)およびインスリンポンプ(CSII)の仕様説明などを入院、外来患者問わず行っています。糖尿病教室では関連項目を中心に検査項目の臨床的意義を解説しています。また、定期的に検査部内でスタッフミーティングを行い、情報の共有、活動の推進を図っています。
2)栄養サポートチーム(NST)
医師、看護師、薬剤師および栄養士とともに週2回の病棟回診に加わり、栄養改善に向け検査値に関するコメントを発信しています。NST関連の院内講習会などでMRSAや栄養アセスメント蛋白などの検査項目について説明し、病棟における栄養管理のサポートも行っています。
3)その他のチーム医療
院内感染防止への取り組み(感染対策チーム:ICT)や抗菌薬適正使用支援チーム(AST)、下肢静脈救済チーム、心カテチーム、肝炎対策チームなどへも積極的に参加しています。
7、臨床試験や臨床研究への積極的サポート
院内の臨床試験や臨床研究が円滑に進むよう、セットアップやスタートアップ時に治験管理室や研究者との間でミーティングを行うなど、検査室として可能な限りの支援体制を取っています。
8、臓器移植におけるHLA検査業務
移植特定移植検査センターとして、東海北陸地域代表4施設の一角を担い、臓器移植ネットワークにより圏内で発生した脳死による臓器提供者のHLA検査やダイレクトクロスマッチ、感染症検査を実施しています。
9、検査技術室の個人情報保護について
当検査室では個人情報に関する法律や厚生労働省ガイドラインに基づいて患者様の機密情報を確実に保護し、県立病院機構職員倫理規程を遵守します。
取得認定資格 | |
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検体採取等に関する厚生労働省指定講習会終了 | 51名 |
検体採取基礎研修終了 | 1名 |
がんゲノム医療コーディネーター | 2名 |
肝炎医療コーディネーター | 3名 |
二級臨床検査士(微生物学) | 1名 |
二級臨床検査士(病理学) | 3名 |
二級臨床検査士(血液学) | 3名 |
二級臨床検査士(循環生理学) | 2名 |
二級臨床検査士(免疫血清学) | 1名 |
緊急臨床検査士 | 10名 |
遺伝子分析化学認定士(初級) | 1名 |
二級甲類臨床病理技術士(循環生理学) | 1名 |
二級甲類臨床病理技術士(血液学) | 1名 |
二級甲類臨床病理技術士(病理学) | 1名 |
精度管理責任者育成講習会修了 | 1名 |
認定一般検査技師 | 1名 |
細胞治療認定管理師 | 1名 |
認定病理検査技師 | 6名 |
臨床化学・免疫化学精度保証管理検査技師 | 1名 |
認定臨床微生物検査技師 | 1名 |
医療技術部門管理資格認定 | 1名 |
認定HLA検査技術者 | 1名 |
細胞検査士 | 7名 |
国際細胞検査士 | 6名 |
認定血液検査技師 | 2名 |
登録抗酸菌症エキスパート | 2名 |
心電図検定3級 | 1名 |
心電図検定2級 | 2名 |
JHRS認定心電図専門士 | 2名 |
超音波検査士(体表臓器) | 3名 |
超音波検査士(循環器) | 3名 |
超音波検査士(消化器) | 6名 |
超音波検査士(泌尿器) | 2名 |
超音波検査士(血管) | 3名 |
乳房超音波技術試験評価A | 1名 |
心血管インターベンション技師 | 1名 |
平衡機能技術講習受講 | 1名 |
聴力測定技術講習受講(一般) | 4名 |
聴力測定技術講習受講(中級) | 1名 |
日本睡眠学会認定検査技師 | 2名 |
NST専門療法士 | 2名 |
日本糖尿病療養指導士 | 4名 |
危険物取扱者(甲種) | 1名 |
毒物劇物取扱責任者 | 1名 |
有機溶剤作業主任者 | 2名 |
日本適合性認定協会技術専門家(試験所) | 1名 |
臨地実習指導者 | 2名 |
タスクシフト | 7名 |
JHRS認定心電図専門医 | 2名 |
特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者 | 1名 |