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検査技術室
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輸血細胞治療科

最終更新日:2024年2月20日

輸血細胞治療科の主な業務


血液管理業務

血液管理業務

皆さんの善意による献血をもとに作られた血液製剤を、必要な患者さんに適切に使用するために、血液製剤の発注、在庫管理、適正保管という血液管理業務を行っています。

また、輸血はさまざまな原因で副作用を起こしてしまうことがありますが、輸血後の副作用の有無を全例確認し、重症例の有無を含め、集計を行っています。

輸血検査業務

輸血の際に必要な検査としてABO血液型、RhD血液型、不規則抗体スクリーニング、交差適合試験を行っています。

御存じの通り、輸血を行う際はABO血液型、RhD血液型が患者さん本人と同型の血液製剤を入れるのが大原則のため、輸血検査はとても重要です。

また、過去に輸血を受けられた方や、妊娠されたことのある女性では、不規則抗体というある種の赤血球に反応する抗体を保有されている場合があります。その場合、患者さんが保有している抗体がどのタイプの赤血球と反応するか確認し、輸血の際に不規則抗体による副作用を起こさないように、その抗体と反応しない血液を準備できるように備えます。

さらに、実際輸血が必要になった際、輸血する血液製剤と患者さんの血液が反応を起こさないことを交差適合試験で最終的に確認し、患者さんに適合する血液のみ輸血されます。

輸血検査業務01

輸血検査業務02

自己血採血

手術の際の輸血準備では、自分の血液を事前に採取しておき、出血に備えるという自己血輸血が現在多くなってきています。

自己血輸血の適応基準を満たし、事前に血液の貯血ができれば、他人の血液を輸血することによる副作用が回避でき、さらに現在の少子化に伴う献血者不足のなかでは血液製剤の有効利用にもつながります。