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検査技術室
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心機能検査

最終更新日:2024年2月20日

主に心臓の機能(循環器系)の検査を行っています。


心電図検査

検査内容

検診などで行う一般的な心電図検査です。

心電図は、心臓の筋肉が収縮するごとに発生する微量の活動電流の変化を図形に記録するものです。心電図検査は、この電気的な変化から、心臓の動きを調べる検査法の一つです。

心電図検査01

  • 不整脈(脈の乱れ、心臓のリズムの異常)の発見と診断
  • 狭心症、心筋梗塞などの虚血性心臓病の発見と診断
  • 高血圧などによる心肥大の診断と変化の判定
  • 心臓病の進行や回復状態の診断
  • 治療薬の効果や副作用の診断と判定などを目的としています。

検査方法

胸、手首、足首に電極を装着し記録します。
注意事項
  • 服は脱がず、靴下は下げるだけで結構です。
  • 時計・ネックレス等は身につけたままで結構です。
  • 力が入ってしまうと上手く記録できなくなるので、体の力を抜いて楽にしていてください。

心臓超音波検査(心エコー)

検査内容

超音波検査はレントゲン等、X線検査による被爆(ひばく)の心配がありませんので、妊婦や乳幼児でも安心して検査を受けることができます。エコー検査とも呼ばれます。胸部左側に機器(プローブ)を当てて、超音波(エコー)により心臓を観察します。
心臓は血液を全身に送るポンプの役割をしています。超音波検査を行うことで、心臓の形、構造などを見る形態的診断と、動きを見る機能的診断ができます。

検査方法

心臓超音波検査01

ベッドに仰向けもしくは左向きに寝ていただき、検査します。
注意事項
肋骨と肋骨の間から覗き込むように心臓を観察するため、プローブを当てた箇所が多少圧迫感を感じるかもしれません。また、患者さんに息止めなどをお願いする場合があります。
女性技師希望の場合は検査の受付にて申し出ていただければ、可能な限り対応いたします。

負荷エコー検査

小児心臓超音波(心エコー)検査

検査内容

胸部左側に機器(プローブ)をあてて、超音波(エコー)により心臓を観察します。
心臓は血液を全身に送るポンプの役割をしています。超音波検査を行うことで、心臓の形、構造などを見る形態的診断と、動きを見る機能的診断ができます。
小児心臓超音波では特に、川崎病による冠動脈血管の変化や、心室中隔欠損等の先天性異常の有無などを調べます。

検査方法

ベッドに仰向けもしくは左向きに寝ていただき、検査します。
約20~30分程度ですが、若干の延長もあります。痛みは伴いません。
注意事項
予約検査です。
乳幼児は睡眠中の検査が望ましいので、眠る薬を投与することがあります。診療科の指示に従って下さい。

運動負荷心電図(トレッドミル)

検査内容

運動負荷心電図は、電動式で動くベルトコンベアー(トレッドミル)の上で歩行~ジョギングを行い心臓に負荷をかけることで、虚血性心疾患の有無、心機能の評価、治療効果や予後の判定、不整脈(運動誘発不整脈)などを評価します。

検査方法

運動負荷心電図01

心電図電極、血圧計装着をした後、患者さんごとに設定された目標心拍数に達するまで、ベルトコンベアー(トレッドミル)上を歩行~ジョギングして頂きます。
注意事項
検査中に胸が痛いなど、自覚症状が出現した場合は申し出て下さい。発汗が気になる方は、着替えを用意していただくと良いかもしれません。足や腰に痛みがある場合や、歩行困難な方は申し出てください。

ホルター心電図

検査内容

通常の12誘導心電図とは違い1日中、携帯型の心電計により心電図を記録し続けます。時折しか出現しない不整脈を捉えるなど、通常の心電図記録中には記録できなかった波形の変化等を記録します。

検査目的

  1. 不整脈の発見と診断
  2. 虚血性心臓病の発見と診断
  3. 治療効果や予後の判定

ホルター心電図01

ホルター心電図02

検査方法

装着に要する時間は10分程度です。5枚の電極(シール)を張ります。
記録機器(100g程度)を着けていただきます。(肩から下げるタイプと、ベルト状に腰に巻くタイプがあり、選ぶことができます)
記録は原則24時間です。
注意事項
検査の為に無理に安静にしている必要はなく、いつもと同じ生活をしていただきます。
記録中は「運動した時間」、「睡眠、起床時間」、「症状の有無」、「症状の種類」などの行動記録をメモしていただきます。
装着中は入浴、シャワーはできません。24時間後に自動で停止します。

ホルター血圧

検査内容

腕にカフ(血圧計)を装着し、24時間血圧の変化を記録します。
日中は30分に1回、夜間は1時間に1回自動で測定します。

検査目的

ホルター血圧01

血圧は環境、行動、ストレスなど様々な原因で常に変動しています。
診察時に測定する血圧が、 必ずしも日常の血圧と同じとは限りませんので、24時間血圧を測定して、一日の変化を見ることによって、真の高血圧(または低血圧)かどうか?降圧剤の使用が適切かどうか、などを判断します。また、日中と睡眠中との血圧の差等も確認します。

検査方法

装着に要する時間は10分程度です。
腕に血圧測定用のカフを巻き、記録機器を着けていただきます。(肩から下げるタイプと、ベルト状に腰に巻くタイプがあり、選ぶことができます)記録は原則24時間です。
注意事項
記録中は「運動した時間」、「睡眠、起床時間」、「症状の有無」などの行動記録をメモしていただきます。
記録中入浴は出来ません。検査の為に無理に安静にしている必要はなく、いつもと同じ生活をして下さい。
測定時には手の力を抜いて動きを止めてください。測定が上手くできなかった場合、続けてもう一度測定する事があります。