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構造的心疾患診療

最終更新日:2019年8月16日

1.僧帽弁閉鎖不全症

僧帽弁閉鎖不全症に対して、標準的な治療である外科的僧帽弁修復術には、術前の丁寧な形態評価がとても重要です。僧帽弁のどの範囲にどの程度、どのような機序で閉鎖できなくなっているかを判定評価し、的確な修復術が行えるよう解析情報を提供しています。

僧帽弁解析(mitral valve quantification:MVQ)

僧帽弁解析(mitral valve quantification:MVQ)

僧帽弁の幅や高さ、前尖と後尖のバランスなどを数値化して評価することが可能となります。僧帽弁のgeometry(形態)を主観的な評価のみでなく、客観的な評価も行います。人工弁輪の適正なサイズ選択を事前に推定することにより、人工心肺時間や手術時間の短縮に貢献します。
経皮的僧帽弁接合不全修復術
手術リスクが高い場合には、カテーテルの手法で僧帽弁の逆流を低減させる治療が提供されます。うまく閉じることができなくなった僧帽弁をクリップではさみこみ、接合させあうことにより、逆流が減少します。カテーテルを経由し、左房のなかに持ち込んだクリップを僧帽弁の下 (左室側)に差し込み、僧帽弁の前尖と後尖の弁尖をクリップでとめる手法です。

経皮的僧帽弁接合不全修復術

この治療法では、特に3Dエコーが有用性が高く、治療の際に役立っています。術中の例として、図のように、心房中隔の卵円窩を同定し、安全に左房内へカテーテルを誘導する手助けをしています。

2.大動脈弁狭窄症

大動脈弁狭窄症の診断には、弁口面積や通過血流速度などの精密な計測が必須です。まず、経胸壁心エコー検査を行い評価し、その重症度を判定します。

経皮的大動脈弁置換術
TAVIは、カテーテルに装填された人工弁を、石灰化や肥厚によって狭窄した自己大動脈弁部に挿入し、拡張し留置する治療法です。手術中の経食道心エコーにより、合併症発生がないかモニタリングを常に行い、大動脈弁と周囲の詳細な評価をすることで、重篤なトラブルを回避し最小限にすることを目標に取組んでいます。