すべての子どものために、すべては子どものために
ホスピタル・プレイ・スペシャリスト(HPS)とは、遊びを使って病児や障がいのあるお子さんを支援する専門職です。静岡県立こども病院には8名のホスピタル・プレイ・スペシャリスト(HPS)がいます。(保育士4名、看護師4名)それぞれの病棟で、下記の活動をしています。
- 医学的な治療を受けるこどもたちや障害を持つこどもたちにとって必要不可欠な、こどもゆえ必要な遊びの活動
- 医学とかかわりをもつこどもたちが、その経験を暫定的なものとして受け止められるよう、こどもの人格を守り、安心感や信頼感を作り出すための遊びの活動
- こどもを治療する大人が、こどもの情緒を理解するために必要な媒体としての遊びの活動
- ともすれば命を保障するためという大義の下に、阻害される可能性のあるこども自身の権利を擁護するための遊びの活動
- 医療にかかわるすべてのこどもたちに対し、遊びの力を届けます。
- 遊びの持つ癒す力を用いて、医療とかかわるすべてのこどもを応援します。
- こども自身のセルフ・コントロール感が損なわれないよう、遊びを用いて治療に対する心の準備を行います。
- 治療場面においてこどもが不必要な痛みや恐怖を感じないよう、遊びを用いて支援します。
- 治療後に医療に対する肯定感が持てるよう、術後や処置後の遊びを支援します。
- プレイ・プログラムをつくり、個別に遊びの支援が必要なこどもを支えます。
- 治療するこどものきょうだいたちが取り残される気持ちにならないよう、きょうだいに対し遊びを用いた支援を行います。
- 小児医療チームの一員として、遊びを用いてこどもの治療に貢献します。
- 医療とかかわるこどもたちが自己肯定感を失うことなく社会の一員として活躍できるよう、将来を見通した遊びの支援を行います。
- 遊びの価値を広く伝えます。
北2病棟(新生児未熟児病棟)
哺乳、おむつ替えをしながらかわいい赤ちゃんとコミュニケーションをとり、童謡を歌ったり手遊びをしたりガラガラなどのおもちゃで遊びます。
採血や病棟で行う検査などの場面でも、一緒に寄り添って赤ちゃんが安心して過ごせるように努めてします。
「北2病棟」のページを見る
採血や病棟で行う検査などの場面でも、一緒に寄り添って赤ちゃんが安心して過ごせるように努めてします。
「北2病棟」のページを見る
西3病棟(循環器センター・一般病棟)
子どもたちは「ここは自分に何をするところだろう」と少しドキドキしながら病棟のドアを開けて入ってくることでしょう。家族の方も同じですね。そんな気持ちをすこしでも和らげることができるように病棟の入り口から明るくなごむような環境づくりをしています。
「西3病棟」のページを見る
「西3病棟」のページを見る
北3病棟(内科系乳児病棟)
日常の遊びと治癒的な遊びを大切にしながら痛みや不安を感じる処置の時に気をそらす遊び(ディストラクション)をしたり、検査や手術に対する心の準備を木製キッドや写真のカードを使用し低年齢でもわかりやすく話をします。(プレイ・プレパレーション)
「北3病棟」のページを見る
「北3病棟」のページを見る
西6病棟
ふれあい遊びやスキンシップを通じて、安心して過ごせるように心がけています。治療中でも楽しく遊んだり、生活できるように考えています。ご家族の皆さんとお家でのお子さんの様子や好きな遊び、病院での様子などいろいろお話出来たら嬉しいです
「西6病棟」のページを見る
「西6病棟」のページを見る
北4病棟(感染観察病棟)
入院しても、子どもたちができるだけ普段通りに過ごせることを目指しています。治療や入院生活に対して不安に感じている子どもはいないかな?医療者と連携しながら、話を聞き、事前に説明をし、必要があれば一緒に処置室に入って処置や検査を子どもと一緒に乗りきっています。
「北4病棟」のページを見る
「北4病棟」のページを見る