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看護部
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部署紹介

フロア病棟名セクション
1階・外来南・内視鏡室・救命救急センター
1E病棟・救命HCU
2階・透析室・化学療法センター・採血室・心血管造影室
3階3A病棟・産婦人科・新生児ベッド・消化器外科
3B病棟・小児科・耳鼻咽喉科・救命救急科・整形外科
3C病棟・血液内科
3E病棟・整形外科・救命救急科
3G病棟・ICU・CCU
手術室
4階4A病棟・腎臓内科・泌尿器科・眼科
4B病棟・消化器外科・整形外科・泌尿器科・腎臓内科
4D病棟・精神病棟
4E病棟・消化器外科・乳腺外科・形成外科・総合内科・循環器内科
4G病棟・循環器内科・心臓血管外科
4M病棟・HCU
5階5A病棟・消化器内科・消化器外科・脳神経内科・総合内科
5B病棟・消化器内科・消化器外科・整形外科
5E病棟・消化器内科・消化器外科・腫瘍内科・(緩和・感染・PSG・心不全)
6階5G病棟・脳神経内科・脳神経外科
6B病棟・結核(3交代制)
6C病棟・呼吸器内科・糖尿病内分泌内科・皮膚科
6D病棟・呼吸器内科・呼吸器外科・歯科口腔外科・放射線RI治療

救急外来・1E病棟

救急外来(高度救命救急センター)
静岡県立総合病院は、静岡県内において2施設のみ指定されている高度救命救急センターの内の1施設です。高度救命救急センターとして、循環器疾患、脳卒中患者、重症外傷だけでなく、重症熱傷、急性中毒患者など県内の救急医療の中核を担っています。活動の場は院内外におよび、あらゆる場所へ医師と共に向かい、チームの一員として適切な判断力と行動力を活かして活躍しています。
大切にしている看護
突然の事故や病気は、人生を左右してしまうくらいの出来事であり、大きな苦痛を伴います。救急外来での限られた時間の中ではありますが、患者さんの命をつなぎ止めることを最優先に考えながら、一人一人の患者さんの身体的、精神的、社会的と、多方面から抱える苦痛に目を向けた看護の提供を心がけています。また、そのために必要な教育プログラムを確立し、全スタッフが質の高い看護を提供できるための継続した教育を行っています。
1E病棟(救命救急HCU)
静岡県立総合病院は、静岡県内において2施設のみ指定されている高度救命救急センターの内の1つであり、その一角を成すのが1E病棟です。1E病棟は16床の救命救急高度治療室(救命救急HCU)として、多発外傷、熱傷、心肺停止後、敗血症、呼吸不全、薬物中毒、などの持続モニタリングが必要な緊急入院を毎月70件程、約30名のスタッフで受け入れています。
大切にしている看護
平均在室日数は5日程度と大変短くスピーディーな対応が求められますが、例え短い入室期間の中であっても、その人の生活背景や価値観を知り、その人らしさを尊重した看護を提供できるように日々取り組んでいます。多職種協働で、早期から退院後の生活を見据えたケアの提供を目指しています。

1

1e2

3G病棟・4M病棟

3G病棟(ICU/CCU)
3G病棟は、病床数14床の集中治療室/心疾患集中治療室(ICU/CCU)病棟です。脳神経外科・心臓血管外科・循環器等侵襲の大きい予定手術直後の患者さん、突然に心・脳血管疾患を発症した患者さん、高エネルギー外傷で救急搬送された等の超急性期の患者さんが入院しています。診療科を問わず生命維持に重要な呼吸・循環・代謝等の臓器不全をきたしている患者さんが、最善のゴールを目指せるように多職種でカンファレンスを行い、ご本人・ご家族と共に目標設定をし、チームで全人的に支え集中医療・看護を提供しています。
男性看護師、若手看護師も多い活気あふれる病棟です。ICU/CCUとしての教育体制を整え、全スタッフが超急性期患者を支える集中治療病棟看護師として誇りをもって働ける病棟を目指しています。
大切にしている看護
生命の危機に直面し多くの医療機器の力を借りて命を繋ぐ患者さんやご家族の不安な気持ちをサポートし、自身が持つ生きる力を充分に発揮できるようにと、集中治療看護を実践しています。循環・呼吸・栄養・コミュニケーション・活動・苦痛・家族・安全等の多方面の分野から一人の人をアセスメントできるよう専門チームで活動し、ケアの質向上を目指しています。緊張を強いられる場面は多々ありますが、患者さんが持てる力を発揮し、回復へと向かう場面に共に立ち会えた喜びは大きいです。時には完全復帰ができない患者さんもいます。「もしも、あなたやあなたの大事な家族が患者さんだったら何を望む?何を選ぶ?何ができる?」を考え、倫理カンファレンスを行い、意思決定支援に力を入れて取り組んでいます。

3g

3G2

4M病棟(HCU)
4M病棟は高度治療室です。病床数は20床、全個室対応で、4:1看護体制を取っています。
侵襲の高い手術を受けた後や、集中治療病棟を退室後も継続して全身管理が必要な患者さんなど、重症度の高い患者さんを受け入れています。消化器外科、呼吸器外科、泌尿器科、救命救急科など多岐に渡り診療科と繋がりがあり、様々な疾患や病態の患者さんが入院しています。専門・認定看護師が中心となり、新人からベテラン看護師が、日々協働しながら患者さんの個性を考えた重症看護ケアを実践しています。
大切にしている看護
侵襲の高い手術を受けた患者さんや、緊急入院、急変した患者さんはご家族ともに大きな不安を抱えていると思います。そのため、状況を理解し、安心して治療が受けられるよう十分な声かけと説明を行っています。自分では訴えることができない患者さんでも、表情やモニタリングの数値から、患者さんの状態変化や苦痛を見逃さないよう頻回に観察を行い、異常や苦痛に対し早期に対応します。また、患者さんやご家族の思いを聞き、患者さんそれぞれが目指すゴールに向かえるよう、多職種でカンファレンスを行い治療方針や看護方針を決定しています。

4m

4m

3A病棟・3B病棟

3A病棟
3A病棟は、産婦人科、小児科、消化器外科の病棟で、生命の誕生から人生の終末期を迎える患者さんまで、幅広い世代と領域を対象としています。産科ではLDR(陣痛分娩回復室)が4室あり、条件が整えば夫の立会分娩が可能です。手術、がん薬物療法、放射線治療、緩和医療など様々な看護を必要とする患者さんがいます。
大切にしている看護
妊産婦さんの意向に沿った出産や治療が安全に行われるよう、一人一人の声に耳を傾けています。女性の大きなライフイベントである妊娠、出産、育児に対しての疑問や不安を解消するために、入院中のケアは勿論のこと、産後に電話訪問や2週間健診で対応し、母子の成長を見守り支援しています。婦人科や消化器外科の患者さんへは、女性としての役割や家族との関わりなどにも配慮し、治療や療養生活について患者さんと相談しながら進めるように心がけています。生殖器や排泄に関わるケア、指導など患者さんが安心して入院から退院後の生活へと繋げていけるように様々なチームと連携しています。

3A

3a

3B病棟
小児科、頭頚部・耳鼻咽喉科、救命救急科、整形外科の病棟で、様々な診療科の小児の患者さんも入院してきます。0歳~超高齢者まで幅広い患者さんを受け入れ、外科系・内科系の枠にとらわれず看護を展開しています。小児科は看護師、保育士(HPS)と協力してプレパレーションを提供し、患児の医療処置における精神的苦痛軽減に努めています。耳鼻咽喉科での聴力改善手術(人工内耳、鼓室形成術など)の症例数は東海、中部でトップです。人工内耳手術の小児例も多く遠方からの患者さんもいます。
大切にしている看護
患者さんが『安全に医療を受けられ、安心・安楽に入院生活を送ることができる』ことを目指し多職種と協働し、患者さん・ご家族に寄り添い、質の高い看護を提供しています。小児患者には、不必要な痛みや恐怖を感じること無く、後に医療に対する肯定感が持てるように遊びを用いて支援しています。耳鼻咽喉科・救命救急科では、気管切開したままの退院や、退院後もたん吸引や経管栄養などを必要とする患者さんも多く見られます。カンファレンス等で情報交換・共有、指導計画や進捗状況の確認を行い、必要なケアが継続され、困り事がないように退院後の生活を見据えた支援に努めています。

3A

3A

3C病棟・3E病棟

3C病棟
3C病棟は血液内科の患者さんが入院している無菌病棟です。病棟全体が陽圧で外部からの空気の流入を防ぎ、高性能フィルターで空気を除菌し、全病室内の空気清浄度を保つように管理しています。造血幹細胞移植ユニットが4床あり、そこで骨髄移植などが行われています。当院では多くの同種移植(他人からもらった細胞を移植する)を行っており、造血幹細胞移植医療に関して静岡県の中核的役割を担っています。また治療後の体力低下の患者さんにはトレーニングスペースでリハビリを行い、食欲低下の患者さんには栄養士が嗜好調査を行い、多職種で入院生活をサポートしています。
大切にしている看護
血液内科は、入院期間が長期の上に、易感染状態の患者さんが多いことから、面会制限は厳しくなります。そこで、身体的精神的苦痛が少しでも軽減するよう忙しい中でも多くの声に耳を傾け、面会制限中の患者さんとご家族の橋渡し役となるなど、入院生活が安心して送れるよう努めています。
造血幹細胞移植では、移植前から大量の化学療法や放射線療法を行う必要があります。そのため多職種で移植前カンファレンスを行い、それぞれが専門性を発揮し最善の治療やケアを検討し実践しています。また病棟看護師が移植後長期フォローアップ外来(LTFU外来)を担当し、入院中から退院後の生活まで患者さんに関わり、不安の軽減や症状の改善に繋がるよう取組んでいます。

3c

3C

3E病棟
3E病棟は、整形外科、救命救急科、救急病床計41床の病棟です。整形外科は主に股関節人工関節置換術、腰椎、頚椎疾患に関する手術を行う患者さん、救命救急科はさまざまな疾患を持つ患者さんが対象となります。救急病床は、夜間・休日の緊急入院を受け入れ、翌日専門診療科の病棟に引き継ぐ役割をしています。
大切にしている看護
整形外科では、手術のイメージがつきやすいように手術後の経過の動画を視聴して不安の軽減を図っています。また、整形外科患者さんは転倒しやすいため、環境整備や患者さんへの指導を丁寧に行い、転倒防止に細心の注意を払います。そして、自宅での生活が安全で、不便のない環境であることを患者さんと一緒に確認しながら、退院調整を行っています。救命救急科患者さんや救急患者さんは、急な体調の悪化や入院による環境の変化、また多くの検査や突然に始まる治療など、めまぐるしい状況の変化に大きな不安を抱きます。そのため、患者さんとご家族に丁寧でわかりやすい説明と迅速な対応を心がけています。翌日に専門診療科の病棟へ転棟することが多いため、それまで行われていた医療・看護が安全に継続できるようにしっかりと引き継ぎを行っています。

3E

3E

4A病棟・4B病棟

4A病棟
4A病棟は、泌尿器科、腎臓内科、眼科の病棟です。泌尿器科はロボットや腹腔鏡を使用した手術やがん薬物療法、腎臓内科は透析や腎臓移植、眼科は手術など多岐にわたります。膀胱全摘手術患者さんは、皮膚・排泄ケア認定看護師も介入し術後の自己管理に向けて指導を行っています。眼科や検査入院では、入院当日に手術や検査を受ける患者さんも多くいます。様々な職種と連携し取り組んでいます。
大切にしている看護
「患者一人一人に寄り添った、心をかよわせる看護の提供」をモットーに、日々患者さんに接することを大切にしています。スト-マ増設や透析導入など身体的変化を余儀なくされる患者さんや腎臓移植やがん薬物療法など長期入院となる患者さんには、寄り添いながら傾聴し、安心して治療が望めるような関わりや環境づくりを日々実践しています。また、シャント管理や、腎瘻、スト-マ管理など様々な支援や退院指導が必要となるため、カンファレンスを活用し多職種で意見交換を行い、患者さんやご家族が安心して退院後の生活場所に戻れるよう、チームで支えることを心がけています。

4A

4A

4B病棟
4B病棟は消化器外科をメインとした、整形外科・泌尿器科・腎臓内科の病棟です。消化器外科は主に食道・肝臓・胆のう・膵臓の疾患、整形外科は肩関節・膝関節・大腿骨の骨折など、泌尿器科は膀胱・前立腺・腎臓のがん、腎臓内科はシャント作成からシャントトラブル等の診療をしています。どの科も手術・がん薬物療法・放射線療法・症状改善のための薬剤調整など、様々な治療目的で入院しています。患者さんをあらゆる角度から支援し入院時から退院後の生活を見据え、多職種で連携を図り関わっています。
大切にしている看護
「患者さんに安全・安心な看護が提供できる」を目標に掲げ、十分な説明を行う事で不安の軽減を図り、身体の苦痛が最小限になるよう苦痛の緩和に努め、患者さんが安心して入院生活が送れるよう心掛けています。そして、患者さんやご家族の声に耳を傾け、意思を尊重し、個々の意向に沿った看護の提供に取り組んでいます。また、手術が終了しても食事療法が必要な患者さん、ドレーンが挿入されたまま退院する患者さんには退院後の生活指導が重要となります。退院後の生活に不安が残らないように患者さんとご家族と話し合い、生活パターンに合わせた支援を、多職種による医療チームで行っています。

4B

4B2

4D病棟・4E病棟

4D病棟
MPU 4D病棟は精神科身体合併症病棟(Medical Psychiatry Unit)です。精神保健福祉法に基づく措置入院、医療保護入院、任意入院の形態があります。そのため、病状によって隔離・拘束等の行動制限が必要となり、患者さんご本人やご家族に説明し同意のもとで入院となります。
精神疾患を有しかつ身体疾患を併発した急性期治療が必要な患者さんへ、各診療科と連携し手厚い治療環境を提供しています。特殊な治療環境からもとの療養環境へ速やかに戻れるよう、スタッフ全員で取り組んでいます。(個室2床 保護室2床 陰圧室2床 計6床 12時間2交替勤務 スタッフ15名)
大切にしている看護
その人らしく過ごし、その人らしく生きるために、心地よい看護とセルフケア能力を高める看護を大切にしています。多職種カンファレンスは個別性を尊重し話し合い、1日でも早く地域での生活に戻ることを目指しチームで介入しています。職場環境は、「ワークライフバランスと自己研鑽の両立」「心理的安全性」を大切にしています。

4D

4D

4E病棟
4E病棟は乳腺外科・形成外科・消化器外科・循環器内科・総合内科の病棟です。主に乳がんの患者が入院しており、女性の入院割合が多い病棟です。そのため、看護師21名、看護助手2名の全てが女性スタッフで構成されています。様々な診療科の急性期から周術期、慢性期、終末期の医療・看護を総合的に提供しています。
大切にしている看護
乳腺外科、消化器外科、形成外科の患者さんは、乳房喪失や変形、ストーマ造設、がん薬物療法に伴う脱毛、熱傷や足の切断など、ボディーイメージの変化で辛い気持ちを抱く方が多く入院しています。また、女性の患者比率が高いことから、妊孕性の問題、仕事や子育てについての問題も多く抱えています。病気に向き合いながら、その人らしく生活できることを常に考え、身体的なことだけでなく精神的社会的苦痛にも目を向けていくよう心がけています。対応に難しいケースもありますが、認定看護師、薬剤師、リハビリスタッフ、臨床心理士、患者サポートセンターなど多職種と連携し、情報交換しながら看護に取り組んでいます。

4E

4E

4G病棟・5A病棟

4G病棟
循環器内科・心臓血管外科からなる循環器センターの病棟です。心臓カテーテル検査・治療、低侵襲の最先端治療を受ける患者さん、あらゆる心臓手術を受ける患者さん、また、心不全等で入退院を繰り返す慢性期の患者さんが入院しています。重症個室が充実しており、予定入院に加え緊急入院で重症病棟での治療を受けた患者さんを連日受け入れています。モニター機器も整備され、一度に多数の患者さんの心電図を観察できます。
大切にしている看護
循環器疾患の患者さんは急変により致死的状況に陥りやすく、異常の早期発見と迅速な判断、対応が求められます。その為、病棟特有の疾患に関する勉強会を企画し知識を習得することで、患者さんに起こりうる可能性を予測してケアを行っています。心不全などの慢性期の患者さんは入退院を繰り返しやすく、再入院を防ぐために多職種と協力して食事や内服管理、血圧・体重測定等の自己管理について、日常生活に合わせた個別性のある指導を行っています。また、患者さんやご家族の意向を確認し、MSW・退院支援看護師と患者さんのゴールについて情報共有し、早期から退院調整に取り組んでいます。

4G

4G

5A病棟
5A病棟は、消化器内科・消化器外科・脳神経内科・総合内科の病棟です。消化器内科では、内視鏡による検査・治療を行っています。消化器外科では、大腸の手術をする患者が多く、それ以外に肝臓、膵臓の手術患者の対応もしています。また、がん薬物療法も実施し様々な治療を行っている病棟です。患者さんやご家族が不安無く退院できるよう手技の指導や退院後の生活を考慮し、患者さんの退院後の生活を見据えた看護に力を入れています。そのために、他職種と連携をしながら円滑な退院調整を目指しています。
大切にしている看護
患者さんやご家族が、入院中から退院後も安全で安心した生活が送れるように、入院時から患者さんやご家族との対話を大切にし、退院後の生活を見据えたセルフケアの指導を行っています。ストーマ造設の患者さんなど身体的変化や生活様式が変わってしまうこともあり、生活指導だけではなく、精神的なサポートも他職種と連携しながら行っています。入院期間が平均7日以内と短い事もあり、退院後に不安にならないように、患者さんご家族と共に考え、個々の生活にあった指導を実施しています。また、訪問看護、ケアマネージャーと連携することで、病院と地域看護を継続出来るよう情報の共有を行っています。

5A

5A

5B病棟・5E病棟

5B病棟
5B病棟は病床数45床で消化器内科・消化器外科・整形外科の病棟です。消化器内科・消化器外科の患者さんは、消化器疾患の内視鏡的手術や腹腔鏡手術、血管造影、放射線治療、がん薬物療法を受ける患者さんが入院し、整形外科は骨折やリハビリをする患者さんが入院しています。医師や退院調整看護師・ソーシャルワーカー、リハビリ、薬剤師との多職種でのカンファレンスも定期的に行い、意見交換しやすい明るく活気のある病棟です。1~2年目の看護師が40%占めており、年間の教育計画に沿って新人教育を行い、個性を大切にした関わりを行っています。
大切にしている看護
5B病棟は、がんの患者さんやADLの低下、運動機能障害のある患者さんが、多くの不安を抱えた状態で入院しています。そのため、患者さんの不安を理解し、患者さんの立場に立って説明を行い、不安の解消・軽減に努めています。患者さんの中には、退院後も引続き看護や介護が必要となる事があるため、セルフケアの維持・向上に留意した看護を心がけています。また、患者さんやご家族の意向を尊重し、慣れ親しんだ地域で自分らしく暮らしを続けられるよう、院内・外で情報を共有しています。患者さんが転院、地域、在宅へと辿る過程で、急性期病院の役割を意識し看護に携わっています。その中で、看護の振り返りを行い、患者さんから学んだことを日々の看護ケアに活かしています。

5B

5B

5E病棟
5E病棟は、消化器内科、消化器外科、腫瘍内科、病院管理病床の病棟です。病院管理病床では、緩和治療や感染症などの患者さんが入院します。19床の個室があるため、特に個室管理が必要な感染症患者さんを多く受け入れています。また、消化器疾患では、内視鏡検査や内視鏡的治療(EMR/ESD や ERCP、TACE)、がん薬物療法などのさまざまな治療を行っている病棟です。
大切にしている看護
患者さんが安心して治療や入院生活が送れるよう、患者さんとの会話から気持ちを汲み取り、不安の解消に努め、患者さん・ご家族が望む医療・看護の提供を目指しています。そのために、受持ち看護師が一番の理解者となり、スタッフ間で情報共有しチーム全体で患者さんを支えるよう心がけています。
肝疾患や膵疾患などでは、治療による完治ばかりではなく疾患と共存し、早期に退院、社会復帰を目指す患者さんもいます。そのため患者さん個々に合わせた食事や生活指導が重要になってきます。また、終末期を向かえる患者さんへは、その人らしさを大切にし、退院後も安心して生活ができるよう院内、院外を含む様々な職種が連携をとり、入院から退院後の生活の場に繋げるようサポートを行っています。

5E

5E

5G病棟・6B病棟

5G病棟
5G病棟は、脳血管疾患の高度急性期医療を担う脳神経内科・脳神経外科からなる脳神経センターです。脳神経内科では、脳梗塞・脳出血などの脳血管障害、髄膜炎・脳炎・パーキンソン病など、神経や筋肉の病気の診療を行っています。脳神経外科では、脳血管障害や腫瘍、交通外傷、脊髄や脊椎疾患、三叉神経痛や顔面痙攣などの外科的治療を行っています。
医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・薬剤師・地域医療連携室などの多職種がそれぞれの専門性を発揮し、個々の患者さんに適した医療の提供と早期回復への支援を行っています。
大切にしている看護
急な発症や何らかの機能障害を抱える事となった患者さんやご家族へは、傾聴や共感の姿勢で接し
「心のケア」を大切にしています。必要時は、倫理カンファレンスを開催し、患者さんの安全と尊厳を考慮し、倫理的視点をもって対応策を検討しています。急性期から回復期に移行する過程で、患者さん自身が障害を受容し、残存機能を活かしたセルフケアが確立するよう支援することが重要となります。そのため、患者さんの退院後の生活を見据え、早期からのリハビリテーションや退院調整を開始しています。

5G

5G2

6B病棟
6B病棟は結核病棟です。静岡県立総合病院は、静岡県の政策医療としての役割を担い、高度急性期病院の中でも結核病棟を有する数少ない病院です。そのため、結核だけでなく、急性期で総合的な治療が必要な患者さんを、県内全域から受け入れています。令和3年、日本は初めて「低まん延国」になりました。
過去の病気のように思われていますが、高齢者や高まん延国からの学生や労働者の患者は後を絶ちません。
大切にしている看護
不治の病とされてきた結核ですが、決められた期間・決められた量の薬を最後まで飲みきることで治る病気になりました。入院中、患者さんに看護師の見ている目の前で薬を飲んでもらい、飲みきるところまでの直接確認や、自己管理できない患者さんには、家族に協力してもらい、退院後も内服し続けられるように援助しています。また、治療には隔離が必要となるため、患者さんのご家族との橋渡しや生活援助を行っています。

6B

6b

6C病棟・6D病棟

6C病棟
呼吸器内科、糖尿病内分泌科、皮膚科の患者を受け入れています。呼吸器内科では肺がんのがん薬物療法や放射線治療、酸素療法などの治療があり、糖尿病患者さんには血糖コントロールなどの治療や生活指導をしています。医師や他職種とのカンファレンスが定期的にあり、患者さんの状況を共有し治療や看護を行っています。
大切にしている看護
癌の末期や入院を契機に日常生活状況が悪化し退院調整が必要な方が多い病棟です。その人らしく生きるために、受持ち看護師を中心として患者さんやご家族の望みに焦点を当てた看護の実践を目指しています。また糖尿病の教育入院に関しては、患者さん1人1人の生活に合わせた達成目標を自ら考えてもらい、学習の理解度に不安がある場合は外来へ繋がるような継続した看護を行っています。

6C

6C

6D病棟
6D病棟は呼吸器内科、呼吸器外科、放射線科、歯科口腔外科の混合病棟です。
呼吸器科では肺癌や慢性呼吸器疾患など、検査から手術、がん薬物療法や放射線療法、ステロイド療法、緩和療法など全般の治療に対応しています。放射線科では院内唯一のRI治療室が1床あり、甲状腺癌や神経内分泌腫瘍の治療を行っています。歯科口腔外科では智歯(親知らず)などの抜歯が多いですが、口腔癌の手術も増えています。
大切にしている看護
呼吸器疾患では、病状の悪化により呼吸が苦しくなり、精神的にも不安が強くなる患者さんがいます。また、治療内容によっては入院の長期化や入退院を繰り返すことで、治療や入院生活にストレスを抱える患者さんもいます。その為、丁寧な説明や患者さんとの会話を大切にし、療養生活の中で1番身近な存在になれるよう心がけ、身体的にも精神的にも安全安楽に療養が継続できるよう看護を提供しています。
また、医師、薬剤師、理学療法士、地域連携室など多職種と連携し、より良い医療の提供や、退院後にも目を向け、個々に合わせた調整を行っています。

6D

6D

手術室・心血管造影室

手術室
先端医学棟の手術室は、MRIやCT、血管造影の設備を備えたハイブリット室やロボット支援手術用の3部屋を含む22部屋があります。高難度で複雑な手術が安全に行われるよう、医師・看護師・臨床工学技士・放射線技師・薬剤師・中央滅菌室が協働し、手術に臨んでいます。新人看護師や異動者が安心して技術や知識が身につけられるよう振り返りの時間を設け、手術室認定看護師含めスタッフ全員が教育に関わっています。
大切にしている看護
患者さんは、人生の中でも大きな決断と覚悟を持って手術に臨んでいます。そんな患者さんが安心して安全な手術を受けることが出来るよう、患者さんを笑顔でお迎えし、無事に手術が終了するまで、患者さんの傍で患者さんの代弁者となり、分かりやすい説明や声かけなど不安の軽減に努めています。

OP

OP

心血管造影室
心血管造影室は、画像誘導下で経皮的・低侵襲に血管内診断・治療を行い、他職種とのチーム医療を提供しています。当部署は、高度なカテーテル検査・治療を迅速に行うための環境と、精度の高い情報が得られる機器が揃っており、様々な診療科に於ける高度救命救急医療の一部を担っています。
大切にしている看護
最先端のカテーテル治療が円滑に進むよう、チームの一員として知識・技術の向上に努めています。
患者さんが安心・安楽に検査・治療が受けられるよう、患者さんの訴えに耳を傾け、分かりやすい言葉で説明し、精神的サポートと苦痛の緩和に努めています。また、偶発症によるショック症状や急変時には、迅速に対応しています。

心臓血管外科

心臓血管外科

内視鏡室・透析室

内視鏡室
内視鏡室は年間10,000件以上の消化器科(消化管、胆道・膵疾患)内視鏡や気管支鏡を用いた診断・治療を行うところです。内視鏡室のスタッフは、医師、看護師、看護補助者、臨床工学士に加え、医療事務や内視鏡の洗浄・消毒業務を行う委託業者など多職種が一つのチームとなり、互いに協力し、楽しく働いています。
大切にしている看護
内視鏡室では、診療の補助と同時にその流れを予測、判断し行動できることが大切です。そのため、看護師は専門性の高い技術と知識を習得する努力をしています。また、緊張や不安を抱えて内視鏡室に来られる患者さんやご家族に対し、限られた時間の中で、少しでも気持ちが和らぐような言葉かけをするように心がけています。

内視鏡

内視鏡

透析室
当院透析室は、腎臓病教室やそらまめ応援外来で透析導入前から腎不全患者さんを対象に、病状や腎代替療法の説明を行い、選択された療法が安全に行われるよう関わっています。腎代替療法には血液透析・腹膜透析・腎移植がありますが、当院はすべての療法の実践・フォローを行っています。静岡県内に腎臓移植登録病院は3施設あり、そのうちの1施設が当院です。
大切にしている看護
患者さんやご家族との面談を通して、その人の大切にしていることを共有して腎代替療法の選択を支援しています。医師や技師・ワーカーなどの他職種で関わり、チームワークを大切にして治療や手技の指導を行っています。腎臓病療養指導士や移植コーデイネーター・腎代替療法専門指導士など専門資格を有するスタッフも多く、質の高い看護の提供を心がけています。

透析

透析

外来化学療法センター・外来南

外来化学療法センター
外来化学療法センターは、通院でがん薬物療法を行う部署です。2022年度月の平均件数は1137件で、増加傾向にあります。2022年から脱毛予防の頭皮冷却装置(PAXMAN)の運用を開始し、好成績を上げています。医師、薬剤師、がん化学療法看護認定看護師、臨床心理士、栄養士などの多職種がそれぞれの役割を発揮し、連携をとりながらチーム医療を行っています。
大切にしている看護
「ここに来れば安心してがん治療が受けられる」と思っていただけるよう、丁寧な説明と不安の傾聴や何よりも笑顔を大切に、寄り添う看護を心がけています。更には、抗がん剤の安全な投与のために新しい薬やレジメン、有害事象を学び知識技術の向上に励んでいます。患者さんのセルフケア能力の維持・向上により、通院での抗がん剤治療継続に繋がる事を目指しています。

化学療法センター

ケモセンター2

外来南
25診療科の外来診療を行っており、1日の平均来院患者数は1885人で、専門的な治療や検査・処置にも対応しています。スト-マ、フットケア、リンパ浮腫、助産師、ミルキ-ママなど、看護師による専門外来も12種類行っています。看護師81名、看護助手3名、医師事務作業補助者71名で構成され、週3日勤務や10時出勤、15時勤務終了など、様々な勤務形態を取って働いています。
大切にしている看護
外来の看護師の主な役割は、患者さんが診察・治療をスムーズに受けられるように対応することです。また、入院・退院後も継続的に治療や看護ができるよう病棟と連携を密にしています。外来にはさまざまな病を抱え不安な気持ちで来院される患者さんやご家族が多くいます。そのような患者さんやご家族に対し、丁寧でわかりやすい説明を心がけ、信頼関係が築けるように努めています。

外来南

外来南

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