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平成28年度初期臨床研修医のメッセージ

最終更新日:2021年10月28日

臨床初期研修医2年次 丹後 結衣 医師(小児プログラム)

丹後先生顔写真

はじめまして。初期研修2年目の、丹後結衣と申します。平成27年から小児科コースで研修をさせて頂いています。
私が研修先を選んだ決め手はいくつかありますが、一番大きかった理由としては全ての科をバランスよく学べる点です。学生の頃から小児科に進みたいという希望はあったのですが、だからこそ成人の患者さんに深く関わることができるのはこの2年間しかなく、限られた時間の中で色々な経験をして医師としての基盤を作りたいと考え決めました。
また、高度救急救命センターや地域がん診療拠点病院の指定も受けている当院では、研修医のうちから重症症例にタッチする機会が多いのも特長です。多発外傷やCPAの初期対応などは、知識を習得しても実際に診療に参加していかないと身に付かないこともあるため、貴重で重要な経験をさせて頂いていると思います。常に救急専門の先生がERにいてくださる中での診療で安全な環境なのですが、ドクターヘリの連絡が来るときなどは未だにドキッとします。
研修が始まってから「ここにしてよかった!」と思う点もあります。
外病院の選択肢が豊富なのもその一つです。初期研修はトレーニング期間であると同時に、3年目から何をやろう?将来はどういった方向に進もう?と考える意味でも重要です。希望すれば興味のある分野の専門病院での研修も可能なのですが、私もこの文章を書いている月は県立こども病院での研修期間でした。やはり専門病院での研修はとても刺激的ですし、この経験をまた普段の研修にも活かそう!とモチベーションも上がります。
またこのような外部での経験は、その間の当直業務などを同期にカバーしてもらえるからこそ可能です。初期研修全体で40名ほどおり、高め合ったり支え合ったりしながら仲良く過ごしています。研修医で週に1回行う勉強会も大所帯になるので、症例提示や講義を担当するときは割と緊張しますが、それが学会などで発表する練習にもなっていると思います。

色々書かせていただきましたが、興味をもってくださった方はぜひ見学にお越しください!研修医の雰囲気や日常の診療風景など、肌で感じていただければより魅力も伝わると思います。お待ちしています(^^)

初期研修医2年 山本真梨子医師

山本先生写真

はじめまして。皆さん、こんにちは。初期研修医2年目の山本真梨子と申します。
きっと今、どこで研修しようか、何科のお医者さんになろうか、と悩まれながらこのページを開いてくださったのではと思います。研修医2年目として、当院の研修で感じていることや、当院の魅力を私なりにご紹介させて頂きたいと思います。

2年目になった今もまだまだ出来ない事、分からない事も数多く、日々課題に直面している毎日ですが、そんな葛藤も、身近に尊敬し憧れる先輩方や先生方がいらっしゃること、各役割で責任を持って共に働いてくださるスタッフの皆さんに刺激されているからこそ生まれる向上心だと思っております。

病院見学で受けた印象は、研修している今も当院の魅力だと感じています。私は何よりも、研修医の先輩方がいきいきと仕事をされているのが忘れられず当院への研修を決めました。
私が感じている魅力の一つ目は仲間がたくさんいることです。今年は1年目20人、2年目19人の研修医がいます。大きく開放的な部屋に全員がいるので、分からないこと、ちょっとしたことを相談し合ったり、勉強になったことを共有し合ったり。時には進路相談や人生相談もしています。各科にいる後期研修の先輩方も診療科の垣根を越えて非常に初期研修医と近い存在となってくれています。知識も豊富で非常に向上心のある先輩研修医から日々刺激を受け、愉快で真面目な同期にも恵まれとても有意義な研修生活を私は過ごしています。

次に感じている魅力は研修体制が非常に整っていることです。
どの先生も研修医のことを常に頭に入れてくれ、熱心にご指導して下さります。貴重な症例があれば声をかけて下さり、研修医のスキルや知識を伸ばすだけでなく、熱意を大事に汲み取って下さいます。各診療科に共通していることは、基本的には指導医の先生と患者さんを担当し、自分で診察・アセスメントをし、それを指導して頂きながら一緒に治療方針を立てていくというスタンスです。分からないことだらけですが、受け身にならない診療でやりがいがありますし、しっかりとバックアップして頂けるのでとても安心感があります。また、当直や救命救急科のローテでは病棟管理だけではなくwalk inや救急車のファーストタッチから各科の専門家にコンサルトを行うところまでを、上級医の指導を受けながら全て研修医が行います。自ら考え、診察する力が身についてくると思います。患者さんはcommon diseaseから三次救の重症な方まで幅広い疾患を対応するため緊張感の中で学ぶべきことも多く、度胸がつきます。研修医は多いですが、指導医の先生も症例数も非常に多いため、症例や手技など一人あたりに十分な量の経験を積むことができると思います。

技術や知識の提供の場も充実しています。毎週金曜日は研修医2年目が主体となって朝の勉強会をしており、2年生から1年生へ、また、時には各科の先生方にお願いして救急などで生かせる知識や技術を共に学ぶ場を設けております。研修医向けのセミナーや縫合実習、CVカテーテル実習など実技講習などのプログラムも組まれています。

初期研修医1年 池田慎也医師

こんにちは、私は初期臨床研修医1年目の池田慎也と申します。私が当院を選んだ理由は3つあります。1つ目は、精神科を除くほぼすべての科が揃っていることです。今は消化器内科を志望していますが、2年間出来るだけ多くの科を回って決めたいと思っています。希望者はUCLAでの海外研修が可能であることも大変魅力的でした。2つ目に、市中病院特有のcommon diseaseから大学病院で扱うような専門的疾患まで集まっていることです。当院が属する静岡県中部地区には大学病院が存在せず、高度な検査や治療を要する症例が当院に集まります。そのため、当院は両方の性格を持つと言えるのです。3つ目に、救急科の充実です。当院は平成27年度より高度救命救急センターに指定されており、広範囲熱傷、指肢切断、急性中毒等の特定疾病患者にも対応しております。このように、非常に多様な症例を経験出来ることや多くの救急専門医のいる当院での救急科研修では非常に多くのことを学べると思います。

次に、当院で研修してみて感じたことを話そうと思います。4月から研修している科は総合診療科で、免疫膠原病を初めとした非常に多様な症例が集まっています。また、研修医が主体的に手技や治療を進めることが出来るのが特徴です。腰椎穿刺や腹腔穿刺、血培採取の手技から輸液や抗生剤などの治療まで研修医主体で行うことが出来ます。(もちろん指導医の先生の下でです。)初めは右も左も分からない状態でしたが、今では基本的な手技や治療の方針が立てられるようになってきました。そして、何より本当に同期の研修医に恵まれたなと感じています。現在研修医1年目は21名いますが西は九州、東は東北と本当に様々な大学から優秀なそして楽しい研修医が集まっています。研修医の間にこれだけ多くの仲間が出来ることは、本当に恵まれたことだと思います。互いに経験した症例を休憩時間に話し合ったり、夜もよくみんなで飲みに行きます(笑)。

最後に医学生に向けてのメッセージですが、研修病院は本当にじっくり考えて下さい。研修医の2年間は今後の医師人生に本当に大きく影響します。研修病院として希望することは、皆さんそれぞれ異なると思います。将来自分が行きたい科が強い、給料が良い、海外に行ってみたいなど挙げればきりがないと思います。私は静岡県の病院を出来るだけ足を運んで見学し、自分の希望を最も兼ね揃えた当院を選択しました。少しでも当院に興味のある方は、是非病院見学にお越し下さい。

それでは、皆さんと一緒に仕事が出来る日を楽しみにしています。