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部門紹介

心臓の検査

最終更新日:2024年2月22日

心筋血流検査

心臓へ血液を送る冠動脈に狭窄が起こると心臓の筋肉(心筋)への血流が低下し、狭心症が起こります。心筋血流PET検査により、心筋の血流状態を鮮明な画像として得ることが可能です。また、連続的に撮影したデータを使って、心筋血流量を絶対値として求めることも可能です。この計測法により軽微な血流の変化を正確に知ることが可能となり、病気の早期診断や治療の効果を判定することにも役立ちます。(保険適応)
※現在、当院では保険診療によるNH3心筋血流PET検査は行っておりません。

心筋血流検査

心筋血流PET画像:冠動脈狭窄が原因で生じた狭心症例。上段の負荷時に一過性の血流低下部位(矢印)を認め、安静時(下段)には血流異常は消失している。

心筋バイアビリティ検査

冠動脈の高度狭窄や閉塞が起こると心筋への血流が途絶え、酸素不足になるため、心筋に傷害(壊死)が生じ心筋梗塞になります。
心筋梗塞では、壊死に陥った心筋の分布や量(梗塞量)により、心不全や重篤な不整脈の危険性が増すため心筋壊死の状態を正しく把握することが重要となります。FDGを用いた心筋PET検査では、正常の心筋細胞への糖取り込みを観察することにより、間接的に心筋梗塞量を計測します。また、心筋梗塞の程度を知ることで、PCIの適応の診断、バイパス手術の適応を診断することが可能となります。(保険適応)

心筋バイアビリティ検査

FDGを用いた心筋画像:心筋梗塞における糖代謝の低下と同部位の脂肪変性(矢印)を認める。