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診療実績・医療の取り組み

最終更新日:2020年7月14日
皮膚の症状から、全身疾患や内科的疾患などの存在が疑われる場合には血液検査や超音波検査、CTやMRI、PET/CTなど画像学的な検査を駆使して患者ごとに皮膚外臓器を含めた疾患全体像の把握に努めている。皮膚癌の早期発見や難治性の皮膚疾患の診断、治療効果の検討などのために皮膚生検(皮膚病理組織検査)を積極的におこなっている。年間皮膚生検件数は約1,000件あり症例数において県内では突出している。診断には病理検査部との連携により免疫組織化学染色や、がん遺伝子検査(DNA診断)などの先進的な診断方法を多く取り入れている。皮膚腫瘍では手術療法の適応を検討して、形成外科と連携して治療にあたっている。
難治性皮膚疾患の治療には、従来からの外用、内服療法に加えて紫外線療法、生物学的製剤治療、免疫抑制剤、分子標的薬などの高度治療を積極的に取り入れている。悪性黒色腫(ほくろのがん)に代表される皮膚がんの治療では手術療法に加えて、化学療法、インターフェロン、免疫チェックポイント阻害薬、放射線療法などを組みあわせて治療を行っている。最近は、乾癬や重症アトピー性皮膚炎、掌蹠膿疱症などの難治性皮膚疾患に対する生物学的製剤治療(バイオ治療)を積極的に行っている。乾癬とアトピー性皮膚炎の生物学的製剤治療においては県内トップの治療症例数があり、患者の職業・ライフスタイルや生活の質(QOL)の向上を考慮した医療の提供に心がけている。