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集中治療科

集中治療科は、院内で唯一、すべての診療科の重症患者を対象に、最も高度な医療設備を備えた集中治療室(ICU)専任で患者の治療に当たる診療科です。現代の高度に分化した診療体制の中で、患者の疾患臓器だけではなく、常に全身を対象に治療を進めます。さらに、患者の置かれた社会的背景をも勘案し、患者の幸福のための強い倫理観を基に、最善の治療を尽くすのが当科です。

集中治療は、比較的新しい分野の診療科であり、自由な発想のもと、最新の生体モニターから得られる情報を駆使して患者の状態を把握し、専門各科と連携し、高い次元の医療を提供するために生まれました。当科は、循環器専門医、麻酔専門医、救急科専門医、外科専門医を擁し、バランスのとれた医療を行っています。各診療科の患者を横断的に見ることにより、重症ではあるけれどまったく違った領域の患者の状態を把握し、重症度を判定し、トリアージしていくことができるのも集中治療科のだいご味です。さらに、医療倫理といった、これからの医療の行動規範を学ぶことができる素晴らしい環境下にあります。

当院のICUは個室6床を含め合計14床あり、稼働率は90%以上です。年間約800人の患者を収容し、その内訳は300人の心臓血管外科術後患者、200人の脳神経外科術後患者、同じく200人の循環器科患者を中心に、救命救急科も含むすべての診療科が利用するセントラルICUです。セミクローズドICUですが、すべての診療科と連携し、協力して患者管理・治療を行っています。

当科の医師スタッフは、皆出身が異なっており、多様性に富み、医局に縛られない、自由な雰囲気が特徴です。当科では積極的に学会活動を支援していて、いち早く全国規模の集中治療データベース事業にも参加し、集中治療医学の発展に貢献しています。当院では、大学規模の文献検索システムが採用され、統計、研究倫理など研究支援も整っています。また、国内、国外留学制度もあります。看護師、臨床工学士、リハビリ科技師、薬剤師等コメディカルスタッフも積極的に集中医療に参加し、皆が有機的につながることで県内有数の集中治療室を形成しています。