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消化器内科

消化器内科のご紹介

日頃より温かいご支援・ご協力をいただき、心より御礼申し上げます。
当科は消化管から肝胆膵疾患まで幅広く対応し、専門性の高い医療と地域医療機関との連携を重視し、日々の診療に取り組んでおります。
「消化器疾患において地域医療の防波堤になること」を目標とし、より多くの患者さんに信頼される体制を目指しています。当科の取り組みをご紹介させていただきます。

消化器内科について

〈現状〉
常勤医師21名(2025年4月時点)で、消化器内科としては県下最大規模の診療科の一つです。専門性を高めるため消化管グループと肝胆膵グループに分けつつもカンファレンスは共同で行い、内視鏡検査と治療を主体に個々の患者さんに最適な診療を検討しています。また進行・再発消化器癌に対しては、外科、腫瘍内科、緩和ケアチームと協力しながら患者個々に沿った集学的治療を実践しています。

〈教育〉
若手医師は両グループをローテーションすることで全国に通じる専門性の高い診療を経験することが可能です。また近隣医院、市内外の総合病院から多くの症例紹介を受ける施設であるため、多岐にわたる疾患を経験できます。消化管内視鏡検査は常時、最新の拡大内視鏡を用いています。また次世代大腸内視鏡シミュレータ「mikoto」も導入し、全室に内視鏡挿入形状観測装置(UPD)を備えることで、若手医師が直面する大腸内視鏡技術の教育にも力を入れています。

mikoto

消化管グループのご紹介

  • 消化管がんの診断と内視鏡治療
  • 消化管がんの診療に力を入れており、早期がんに対する治療である内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)は約400件/年以上と全国でも有数です。AIによる早期診断支援の研究にも参加しています。巨大・困難病変の内視鏡治療は安全性の観点から全身麻酔下ESDを行っています。

ESD

  • IBD(潰瘍性大腸炎・クローン病)診療
  • 5-ASA製剤、生物学的製剤、JAK阻害薬など薬剤の選択肢が広がり、様々な手法を駆使し寛解導入を試みています。また必要に応じ経験豊富な当院外科と協力し、患者にとって最善の治療を検討しています。

  • 新規治療を積極的に導入
  • 難治性・薬物依存性逆流性食道炎に対する内視鏡的逆流防止粘膜切除術(Arms,ESD-Gなど)を行っています。また食道癌に対する化学放射線治療後の局所再発症例に対して県中部で初めて内視鏡的食道悪性腫瘍光線力学療法(PDT)を導入しました。

Arms

肝胆膵グループのご紹介

  • 肝疾患診療とC型肝炎対策
    急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝細胞がんに幅広く対応し、抗ウイルス治療や肝がんの薬物・局所治療を積極的に行っています。未治療のC型肝炎患者を拾い上げる目的で「肝炎対策チーム」を立ち上げ、院内外での啓発活動も行っています。

  • 胆膵疾患と超音波内視鏡(EUS)
    胆石症、胆道狭窄、膵腫瘍などに対し、EUSやERCPなどの内視鏡技術を駆使して診断と治療を行っています。特にEUSは年間1000件を超える全国でも有数の検査数であり、小さな膵腫瘍の早期発見に貢献しています。interventional EUSも年々増加傾向であり、患者のQOLに配慮した低侵襲治療を提供しています。
  • 超音波内視鏡下膵のう胞ドレナージ術
    主に膵炎後に出現した膵周囲の液体貯留に対して、超音波内視鏡を用いてLumen Apposing Metal Stent(LAMS)を留置し、液体貯留のドレナージを行います。
    巨大な被包化壊死に対しても効果的なドレナージが行え、LAMSを利用して内視鏡的に壊死物質の除去を行うことができます。

ドレナージ

内視鏡画像

  • 超音波内視鏡下胃胆管嚢孔形成術(EUS-HGS)
    閉塞性黄疸や胆管炎の治療としてERCPが困難な時に行う治療です。
    主に膵癌などの悪性腫瘍により、閉塞性黄疸と胃十二指腸の通過障害が同時に起きている患者さんに行う事が多く、胃から超音波内視鏡下に胃から肝内胆管を穿刺し、ステントを留置して胃と胆管をつなぎ胆汁の流出路を形成します。
    従来の経皮的処置(PTBDやPTGBD)に比べて体外にチューブが出ずにドレナージを行う事が出来ます。

EUS-HGS

内視鏡画像

消化器内科 医師募集のお知らせ

消化器内科専門医をめざす、若い力を募集しています。
詳しくは「医師募集」ページをご覧ください。