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治療方針・診療実績

最終更新日:2023年12月20日

治療方針

整形外科は、関節・脊椎や神経・手の外科・スポーツ障害など、からだ中の骨・筋肉・神経に関した広い分野の治療を行っています。高齢者やスポーツ競技者にも対応できるよう、患者さんに負担の少ない治療を提供できるように常に努力しています。

人工関節

痛みがある、動かないなどの症状がでてきた股関節・膝関節・肩関節・肘関節などでは、人工の関節に入れかえる手術を行います。手術によって関節の痛みがなくなることと、スムーズに動くようになるため日常生活が楽になります。当科では、手術の成績が向上するように少しずつ手術法に工夫を加え、初回の手術から人工関節の寿命のきた患者さんまで、実績を上げています。初回手術の場合は、より小さな傷で手術がすむように工夫をしており、女性の患者さんにも喜ばれています。人工膝関節置換術後も従来よりもずいぶん膝が曲がるようになっています。

脊椎・脊髄疾患

首から腰まで広い範囲で治療を行っています。足腰が痛い・手足が痺れる・手足がうまく動かない・休まないと歩けないなどの症状で手術が必要な患者さんには顕微鏡を用いてより安全で細かな手術を行っています。侵襲が小さく合併症が少ないため、術後早期の歩行や退院を可能にしています。

上肢の疾患

スポーツやケガなどによる肩関節の脱臼、腱板損傷、しつこい痛みを伴い動かない五十肩など、ほとんどの肩関節の疾患は内視鏡手術で治療します。傷もほとんど目立たず女性の患者さんにも好評です。 神経や血管のケガや先天異常の疾患に対しては、顕微鏡を用いたマイクロサージャリーや骨を延長する技術(骨延長術)を組み合わせて、患者さんごとに最適な治療を選択することが可能です。 手術の後の、豊富な経験を持った専門の理学療法士・作業療法士によるオーダーメードのリハビリテーションも好評です。

下肢スポーツ外傷

膝・足など下肢のスポーツやケガに対しても、関節鏡を用いた内視鏡手術を積極的に行っています。サッカーやバスケットボールなどによる膝関節前十字靭帯損傷に対する靭帯再建術の手術では、再建靱帯が従来1本であったのを2本にすることで回旋に対する安定性が加わり、成績がさらに向上しています。またリハビリテーション施設も充実し、安心して術後のトレーニングができるようにスタッフ一同努力しています。

関節鏡とは

数ミリメートルの小さな切開から関節の中に入れる内視鏡のことです。従来は体の最も深部にある関節を治療するために健康な筋肉や靭帯を一度切っていましたが、関節鏡を用いることによって問題のない筋肉や靭帯を傷つけることなく関節の内部を治療することができるようになっています。関節鏡手術では、病気の状態が詳しくわかり、また関節外の構造に障害をくわえずに病気を治療することが可能です。手術の後の痛みも少なく、入院期間も短く、スポーツや社会への復帰も早くなります。

マイクロサージャリーとは

約20倍拡大が可能な顕微鏡を用いた手術のことです。1ミリメートル未満の神経や血管の縫合が可能で、安全でていねいな手術が可能になります。脊椎脊髄の病気、切断された手・指・神経をつなげる手術、以前切断された指の再建する際に威力を発揮します。

診療対象疾患例

股関節
  • 変形性股関節症
  • 臼蓋形成不全
膝関節
  • 変形性膝関節症
  • 十字靭帯・側副靭帯損傷
  • 半月板損傷
  • 離断性骨軟骨炎(関節ねずみ)
脊椎
  • 椎間板ヘルニア
  • 頚椎後縦靭帯骨化症
  • 脊柱管狭窄症
  • 腰椎分離症・辷り症
肩関節
  • 反復性肩関節脱臼
  • 腱板損傷
  • 拘縮などの五十肩
  • 野球肩
肘関節
  • 変形性肘関節症
  • 靭帯損傷
  • 野球肘
上肢・手指の外科
  • 腱・神経損傷
  • 月状骨壊死(キーンベック病)
  • 各種の先天異常
末梢神経障害
  • 手根管症候群
  • 肘部管症候群
足関節
  • 靭帯損傷
  • 離断性骨軟骨炎(関節ねずみ)
スポーツ障害
リウマチなど炎症性疾患
骨折一般(骨折変形治癒・骨折偽関節を含む)
四肢の骨腫瘍・軟部腫瘍

年間手術件数

30年1年2年3年4年
人工股関節置換術1141149695118
人工膝関節置換術123138139131119
脊椎・脊髄91112130130141
肩関節手術121136171156142
上肢外科(上腕から指)432421551652518
救急手術148135124140147
総手術数15201580167316971514