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後期臨床研修医(専攻医)研修プログラム参加者の声

最終更新日:2018年5月30日

後期研修3年間を経験した 小児科 佐藤 琢史医師の感想

私は初期研修2年間と後期研修3年間を静岡県立総合病院で行いました。現在は医師6年目になりますが、当院小児科医師として勤務を継続しております。大学の医局には属しておりませんが、将来的には田舎で小児科の開業医をやりたいと思い、静岡市の2次医療機関である県立総合病院小児科で働くことを決めました。
当院は静岡市葵区に位置していますが、駿河区や清水区からもたくさんの紹介患者さんを頂いており、いろんな症例を学ぶ事ができました。入院患者さんの診療はもちろんの事、静岡市の夜間2次救急診療、志太榛原の1次救急診療、当院で出産するお子様の分娩立会い、予防接種や乳幼児健診など様々な経験を幅広く積むことができました。私は小児科領域の中では気管支喘息などのアレルギー疾患を専門分野にしたいと考えており、アレルギーの専門医資格をお持ちである当科医長の原崎先生より丁寧な指導を頂いております。

当院は静岡県立こども病院との連携が強く、重症患者さんを紹介させて頂いている以外に、私自身も後期研修期間の6ヶ月間をこども病院で研修させて頂きました。私の場合はNICUを3か月間、PICUを3か月間選択し、他の病院で経験できないような事をたくさん勉強させて頂きました。そのため後期研修終了後も、こども病院の先生方には気軽に御相談させて頂ける環境にあるため、小児科医師としての診療技術をさらに高めることができました。
また当院は静岡県を代表する総合病院であるため、内科や外科を含めた成人領域の診療科の先生方からもたくさんの御指導を頂くことができました。成人領域では臓器別に専門分野がありますが、小児科診療の醍醐味である子供の体の全てを幅広く丁寧に診療できたことは、私にとってかけがえのない経験ができたと思っております。

内科医7年目で1年間研修した 小児科 原田 高根先生の感想 (伊豆赤十字病院、内科)

私は自治医科大学卒業生ですので、初期臨床研修後、3年目~6年目まで主に地域・僻地の医療機関で内科医として勤務してきました。もともと内科医志望でしたが、地域の第一線で働いていると、主に当直勤務帯で小児の診療に携わることが少なからずあります。そうは言っても小児科診療など初期臨床研修中に1ヶ月研修しただけでしたし、もともと小児科への興味が「全く」ありませんでしたので、そうした状況での小児診療ははっきり言って非常に苦手でした。
しかし、医師6年目に僻地医療機関で勤務中、当初は熱性けいれんだと思っていた子どもが翌朝には細菌性髄膜炎と判明し後方医療機関にヘリ搬送したり、急性胃腸炎・脱水症でぐったりして入院した子どもが補液だけでとても元気になって「先生ありがとう!」といって退院したり、色々な意味で心を揺さぶられる経験がありました。そうした状況で、7年目に静岡県立総合病院へ再度勤務する機会に恵まれました。科の選択は自由でしたが、悩んだ末に小児科の世界に一度飛び込んでみることを決めました。

病院の性質上、集中治療を要する患者の入院管理をすることはありませんが、後期研修プログラムでは生まれたての新生児~高校生まで、実に幅広い経験ができます。内科のように臓器別に細分化されておらず「小児であれば何でも診る」というスタッフの先生方のマインドも非常に魅力的でした。
「内科や救急科志望であるけれど、小児のcommon diseaseを診る能力を集中的にトレーニングしたい」という方、「小児科志望だが、最初から小児専門病院での研修に飛び込むには少しためらいがある」という方、「内科もしくは小児科で将来開業することを視野に入れている」という方、「家庭医・総合医・プライマリケア医を目指している方」などには最適なプログラムです。是非、県立総合病院小児科の門を叩いてください。