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糖尿病・代謝内科

最終更新日:2024年7月25日

ごあいさつ

糖尿病・代謝内科は新しく2022.4月に開設されました。
当科では小児糖尿病を含む全ての小児内分泌代謝疾患を対象として診療を提供しております。小児内分泌代謝疾患は、成長障害、甲状腺疾患、性分化疾患、骨系統疾患、糖尿病と非常に多岐に渡ります。また先天性代謝疾患は、新生児タンデムマススクリーニングにより見つかりますが、その多くは非常に頻度の低い希な疾患です。
いずれの疾患も年々新たな知見が見つかり分子遺伝学的解明が進んでおります。更に様々な新薬の登場と医療機器デバイスの進歩も目覚ましいものがあります。病に苦しむ人々を救うべく医学は日々進歩しております。われわれは、常にこれらの医学的知見をアップデートし『静岡県小児医療最後の砦』として最善最新の医療を提供することを目指します。

当科は全ての小児内分泌代謝疾患に対応します。


当科の方針

  • 断ることなくすべての小児内分泌代謝疾患を引き受けます。
  • お子さん、ご家族に寄り添った親切丁寧な診療を提供いたします。
  • 最善・最新の診療を提供するべく日々研鑽を積んでまいります。
  • 急患は、随時受け付けます。

1.専門医療

  • 小児内分泌専門医・指導医、糖尿病専門医による高度な小児内分泌代謝疾患の診療を提供していきます。
  • 糖尿病診療チーム(専門医、糖尿病療養指導士、看護師、栄養士、心理士)による包括的糖尿病ケアーを提供します。
  • 院内の各専門診療科と協力し子どもたちにより良い治療を提供していきます。
  • 分子遺伝学的診断手法を取り入れて適切な診断と診療に生かしていきます。
  • 国内の研究医療機関と連携し難病や希少疾患の治療・研究に取り組んでいきます。

2.地域との連携

  • 県内外からの紹介患者を断ることなく受けいれます。
  • 診断がつき病状の安定している方は、お住まいの適切な医療機関と連携しご家族の負担が少ない通院となるようサポートします。

3.オンライン診療

  • 遠方から来院される方も多いため積極的にオンライン診療を取り入れ通院の負担軽減をめざします。

4.教育

  • 当院は、日本内分泌学会認定教育施設です。内分泌代謝専門医を目指す医師を育てます。
  • 院内の専攻医に対し小児内分泌代謝疾患の教育を積極的に行っております。
  • 最新の診療を提供すべく、院内外の医師と共に勉強会を定期的に開催しております。
  • 糖尿病療養指導士の育成を行います。

5.学会研究活動

  • 各種学会にて積極的に発表を行っています。
  • 小児内分泌学会主導の疾患レジストリ(疾患登録)研究に参加しており、国内の希少内分泌疾患の知見集積に取り組んでいます。
研究内容解説
性分化疾患・性成熟疾患・生殖器機能障害における遺伝的原因の探索思春期早発症・遅発症、非典型的外性器、性ホルモン産生障害の原因を探求します。
先天性内分泌代謝疾患の遺伝子研究先天性内分泌疾患(成長障害、下垂体機能異常、副腎機能異常、性腺機能異常等)の原因探索をします。
小児内分泌疾患患者臨床情報の全国登録システム(疾患レジストリ)小児内分泌学会による希少内分泌疾患の登録を行っております。(対象12疾患)
副甲状腺機能低下症・偽性副甲状腺機能低下症とその類縁疾患の実態調査及び疾患レジストリカルシウム、リン、骨代謝に関する希少疾患の登録を行っております。
小児期発症1型糖尿病の治療・予後改善のための多施設共同研究(第6コホート)T1DMの全国調査研究事業です。
★上記疾患が疑われる方がいましたら当科(佐野宛)へご紹介ください。

1型糖尿病の方へ シックデイの対応(PDF)(別ウィンドウで開きます)