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輸血検査

最終更新日:2024年9月27日

輸血検査室は、安全な輸血を行うために必要な検査を行っています。


実施項目

血液型検査

輸血

ABO血液型は、A型・B型・O型・AB型の4つに大きく分けられます。 輸血では、原則的に同じABO型の血液製剤を使用するので、 血液型検査は非常に重要です。 このため血液型検査は、 異なる時点で採血した2検体で二重チェックされています。
ABO血液型と合わせて、RhD血液型も検査します。 RhD陰性の患者さまにRhD陽性の血液製剤の輸血が行われると、抗Dという抗体を産生することがあります。 抗Dは、RhD陽性の赤血球を壊してしまうことで、体に悪い影響が出てしまいます。 そのため、RhD陰性の患者さまには、可能な限りRhD陰性の血液製剤を使用します。



お子さまのABO血液型の考え方についてはページ下部のリンクより閲覧してください。

不規則抗体検査

ABO血液型以外にもヒトの赤血球上には数百の血液型が存在しています。 不規則抗体検査は、 ABO以外の血液型に反応する抗体があるかを調べる検査です。 輸血した赤血球を壊してしまうような抗体が見つかった場合には、その抗体に反応しない血液製剤を輸血します。

交差適合試験

輸血する予定の血液製剤が、 患者さまに合うかどうかの検査を、交差適合試験(クロスマッチ)といいます。

輸血用血液製剤の適応と管理・供給

haraidasi

輸血用血液製剤には、赤血球液 (RBC) 血小板濃厚液 (PC) ・新鮮凍結血漿(FFP) があり、患者さまに必要な製剤を輸血します。 赤血球液 (RBC) は貧血の改善に、血小板濃厚液 (PC) ・新鮮凍結血漿(FFP)は血を止めること、 出血の予防に利用されます。
輸血検査室では、これらの血液製剤を日本赤十字血液センターに発注する業務、 それぞれの製剤にあった条件で保管・管理し、 使用する部署へ供給する業務を行っています。
また、手術に備えて採血した患者さまの血液 (自己血)を、保管・管理する業務も行っています。