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経皮的心房中隔欠損閉鎖術

最終更新日:2024年2月20日

このページの目次


心房中隔欠損症とは

心房中隔とは、左右の心房をへだてている隔壁で、この壁に穴があいている状態を心房中隔欠損症呼び、成人では、最も頻度が高く発見される先天性の心疾患です。
成人において、正常では、肺循環(静脈→右心房→右心室→肺血管)と体循環(左房→左室→動脈→全身)の間で、血液は一方向に流れていますが、心房中隔に交通する欠損孔があいていると、左房から右房へ血液が流れ出て、右房への血流量が増加します。その量が小さい場合は、大きな影響を呈さないこともあり、心房中隔欠損症は、右心系拡大などの心臓の構造的変化でまかなおうとします。しかし、一定以上に及ぶと、右房・右室のさらなる拡大や肺血流増加をまねくことがあり、年余を経て代償しきれなくなると、不整脈、動悸、息切れといった症状を呈することがあります。

心房中隔欠損に対する経皮的閉鎖術を開始

当院では、静岡県立こども病院との治療連携により、2020年4月から、経皮的閉鎖術を行うことが可能となりました。全身麻酔下に治療がなされますが、手術翌日には、歩行が可能です。

経皮的心房中隔欠損閉鎖術



画像提供アボット バスキュラー/Source: Abbott Vascular
欠損孔を閉鎖する手順は、足の付け根にある静脈から、カテーテルを挿入し、カテーテルを経由して、右房から左房に挿入します。まず左房側でディスクを展開し、続いて、右房側でもディスクを展開することで、心房中隔を挟み込み、最後にカテーテルから切り離し留置します。

お問合せ

TAVI、経皮的僧帽弁接合不全修復術を含む、構造的心疾患の経カテーテル的な治療が適応される場合、解剖学的な条件など、安全に提供させていただくために、適応基準が検討されます。治療に関するご相談、ご質問につきましては、かかりつけの先生と相談の上、お問合せください。
●ご予約・ご相談は
循環器外来のご予約(病診連携室)
Tel 054-200-6270 Fax 054-200-6271 (受付時間 平日8時30分~17時00分)
※ご紹介の際は、循環器内科医師 坂本裕樹(水曜日)または、竹内泰代(月曜日)宛にお願いします。

症例のご相談は代表電話で「循環器センター」へ
Tel 054-247-6111 (循環器内科・心臓血管外科外来受付時間 平日8時30分~17時00分)