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左心耳閉鎖システム

最終更新日:2020年6月12日

心房細動による脳梗塞を予防する非薬物療法

心房細動は、高齢になるにつれて、有病率が高まる不整脈のひとつです。心臓には、心房と心室という構造が左右にあります。心房細動は、心房が震えるような動きになり、効率的な血液の運搬が停滞することで、心不全を合併したり、血流のよどみを生じ、血のかたまり(血栓)を形成しやすくなることが知られています。
脳梗塞を含めた血栓症を予防する薬として、血液をさらさらにする薬(抗凝固薬)の治療は、広く普及しています。しかし、消化管出血や脳出血を伴うと、止血に影響する抗凝固薬はつづけることが、むずかしくなります。出血リスクが高い状態を合併しているにも関わらず、心房細動も有する場合に、この新たなカテーテルによる治療の有効性が示され、本邦でも保険診療が開始されています。

左心耳閉鎖システム

カテーテルを用いた左心耳閉鎖システム

心房細動により発生する血栓は、左心房にある左心耳というくぼみに生じやすいことが知られており、その血栓が心臓から離れて、脳血管をつまらせると、脳梗塞を発症します。左心耳閉鎖システム(WATCHMAN®)は、血栓形成の温床となる左心耳に栓をすることで、血栓が形成されにくくなることを応用した治療法です。

カテーテルを用いた左心耳閉鎖システム

足のつけねにある静脈から、カテーテルを挿入し、カテーテル経由で左心耳へとWATCHMAN ®を送り込みます。左心耳に留置されると、表面は、徐々に内膜におおわれ、被膜化されることで、抗凝固療法と同等に脳梗塞のリスクを低減させるとともに、抗凝固薬を中止することが可能となる治療です。

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カテーテルを用いた左心耳閉鎖システム

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左心耳閉鎖システムの適応

左心耳閉鎖デバイスによる治療は、長期にわたって抗凝固療法が必要とされ脳梗塞発症リスクがあるにもかかわらず、以下の項目で1つ以上当てはまる出血リスクの高い方が対象となります。

・HAS-BLED スコアが 3以上
(HAS-BLED スコア:心房細動の抗凝固療法における重大な出血事象の発現リスクを評価する方法)
・転倒にともなう外傷に対して治療を必要とした既往が複数回ある
・びまん性脳アミロイド血管症の既往
・抗血小板薬の2剤以上の併用が長期(1年以上)に渡って必要なかた
・出血学術研究協議会(BARC)のタイプ3に該当する大出血の既往を有する

※以下に該当する方は適用できません。
・心臓内(特に心房内)血栓が認められる
・心房中隔欠損又は卵円孔開存に対する修復治療(外科手術、デバイス留置等)あるいは心房中隔の縫合閉鎖の既往
・左心耳の解剖学的構造が閉鎖デバイスに適応しない場合
・左心耳閉鎖術が禁忌である方(経食道心エコープローブや施術に必要なカテーテルの挿入が困難等)
・抗凝固療法、アスピリン又はチエノピリジン系薬剤の使用が禁忌

お問合せ

TAVI、経皮的僧帽弁接合不全修復術を含む、構造的心疾患の経カテーテル的な治療が適応される場合、解剖学的な条件など、安全に提供させていただくために、適応基準が検討されます。治療に関するご相談、ご質問につきましては、かかりつけの先生と相談の上、お問合せください。
●ご予約・ご相談は
循環器外来のご予約(病診連携室)
Tel 054-200-6270 Fax 054-200-6271 (受付時間 平日8時30分~17時00分)

症例のご相談は代表電話で「循環器センター」へ
Tel 054-247-6111 (循環器内科・心臓血管外科外来受付時間 平日8時30分~17時00分)