【糖尿病内科】内分泌疾患の専門診療
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甲状腺眼症
甲状腺眼症とは
甲状腺自己免疫疾患に伴って、眼の突出(眼球突出)、まぶたの腫れ、複視(ものが二重に見える)などを起こすことがあります。これを「甲状腺眼症」と呼びます。
甲状腺眼症の原疾患としてバセドウ病が最も多く71.8%、慢性甲状腺炎(橋本病)が10.0%といわれています。バセドウ病の患者さんでは、軽症も含めて、25~50%で眼症を発症します。経過は、活動期(炎症や症状の悪化)および非活動期(炎症は落ち着くが、症状が残る時期)をたどりますが、治療は活動期に行うと有効です。
甲状腺眼症の原疾患としてバセドウ病が最も多く71.8%、慢性甲状腺炎(橋本病)が10.0%といわれています。バセドウ病の患者さんでは、軽症も含めて、25~50%で眼症を発症します。経過は、活動期(炎症や症状の悪化)および非活動期(炎症は落ち着くが、症状が残る時期)をたどりますが、治療は活動期に行うと有効です。
甲状腺眼症の治療
甲状腺眼症の治療には、ステロイド治療、放射線治療、手術などがあります。2024年より生物学的製剤(テプロツムマブ)も活動性甲状腺眼症に適応となりました。
当院では眼科と共同して診療を行い、ステロイド・放射線治療は入院、テプロツムマブ点滴は外来で行います。症状、重症度、発症からの期間などに応じて、適した治療を選択します。
当院では眼科と共同して診療を行い、ステロイド・放射線治療は入院、テプロツムマブ点滴は外来で行います。症状、重症度、発症からの期間などに応じて、適した治療を選択します。
バセドウ病のアイソトープ治療
バセドウ病の治療
治療には「薬(抗甲状腺薬)」「手術」「アイソトープ治療(放射性ヨウ素内用療法)」の3つの方法があります。
薬物治療開始後に副作用が生じ、薬剤が継続できない方や長年薬物治療を行っているものの、症状が治まる見込みのない方などがアイソトープ治療の対象となります。
薬物治療開始後に副作用が生じ、薬剤が継続できない方や長年薬物治療を行っているものの、症状が治まる見込みのない方などがアイソトープ治療の対象となります。
アイソトープ治療について
アイソトープ治療では、放射性ヨウ素のカプセルを飲みます。ヨウ素は体の中で甲状腺に集まる性質があり、放射性ヨウ素が甲状腺の細胞を壊して、ホルモン産生量を減らしていきます。治療後約半年~1年程で安定した状態となり、抗甲状腺薬の中止を検討できます。治療効果には個人差があり不十分な場合には期間をあけて再治療が可能です。
治療後、甲状腺機能が正常となり抗甲状腺薬や無機ヨウ素薬(ヨウ化カリウム)が不要になる方もいれば、機能が低下して甲状腺ホルモン薬の内服が必要となる方もいます。
放射線を用いる治療のため、妊娠中・授乳中の方や近く妊娠を希望される患者さんには行えません。
治療後、甲状腺機能が正常となり抗甲状腺薬や無機ヨウ素薬(ヨウ化カリウム)が不要になる方もいれば、機能が低下して甲状腺ホルモン薬の内服が必要となる方もいます。
放射線を用いる治療のため、妊娠中・授乳中の方や近く妊娠を希望される患者さんには行えません。
副腎静脈サンプリング
原発性アルドステロン症とは
腎臓の上には「副腎」という小さな臓器が左右にあり、体に必要なホルモンを分泌しています。その一つ「アルドステロン」が過剰に分泌される病気が「原発性アルドステロン症(PA)」です。
アルドステロンが多すぎると塩分が体にたまりやすくなり、血圧が高くなります。PAでは若い年代から高血圧を発症し、普通の薬が効きにくいこともあります。原因を正しく調べれば治療法があります。片側副腎の腫瘍が原因なら手術で治癒が期待でき、両側性の場合は薬で血圧を安定させられます。
アルドステロンが多すぎると塩分が体にたまりやすくなり、血圧が高くなります。PAでは若い年代から高血圧を発症し、普通の薬が効きにくいこともあります。原因を正しく調べれば治療法があります。片側副腎の腫瘍が原因なら手術で治癒が期待でき、両側性の場合は薬で血圧を安定させられます。
副腎静脈サンプリングについて
治療方針を決めるうえで大切なのは、片側の副腎にできた小さな腫瘍が原因なのか、それとも両側の副腎が過剰にホルモンを分泌しているのかを見極めることです。その判定に欠かせない検査が「副腎静脈サンプリング」です。
検査は局所麻酔下で行い、足の付け根などの血管から細い管(カテーテル)を挿入し、左右の副腎静脈から直接血液を採取します。採取した血液中のアルドステロン濃度を比較することで、左右どちらの副腎に異常があるかを診断します。結果により、片側性であれば副腎の手術摘出によって根治が期待できます。
当院では放射線科と内分泌内科が連携し、安全で正確な検査を実施しています。
検査は局所麻酔下で行い、足の付け根などの血管から細い管(カテーテル)を挿入し、左右の副腎静脈から直接血液を採取します。採取した血液中のアルドステロン濃度を比較することで、左右どちらの副腎に異常があるかを診断します。結果により、片側性であれば副腎の手術摘出によって根治が期待できます。
当院では放射線科と内分泌内科が連携し、安全で正確な検査を実施しています。