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診療科

【小児科】医療コラム


子どもが体調を崩すと、親として「大丈夫だろうか」「重い病気だったらどうしよう」と不安になるのは当然のことです。特に初めての子育てでは、熱や咳、発疹など、初めて見る症状が次々と現れ、インターネットで検索しては不安がさらに膨らむ…という経験は、多くの方に共通しています。しかし、小児科医として強調したいのは、「子どもの病気の多くは自然に治る力が強く、過度な心配は不要である」ということです。
まず知ってほしいのは、子どもは大人よりも免疫が未熟なため、感染症にかかりやすいという事実です。とりわけ保育園に通い始めたばかりの時期には、月に何度も発熱することがあります。しかし、これらの多くはウイルスが原因で、薬を飲まなくても数日で自然に回復します。小児の体は、病原体に触れながら免疫力を育てていく仕組みになっており、頻繁な風邪はむしろ成長の一部と考えてよいのです。
また、子どもの症状は見た目が派手なことも多く、例えば高熱が出ても元気に遊んでいることがあります。逆に、発疹が広がってびっくりしても、よくあるウイルス性の発疹症で自然に消えていくことがほとんどです。小児科では「見た目は派手でも、危険性は低い」という症状が多いのが特徴です。

もちろん、すべての病気が心配いらないわけではありません。呼吸が苦しそう、ぐったりして起きない、水分がとれない、けいれんした――こういった“危険なサイン”がある場合には早めの受診が必要です。ただし、このような重い病気は頻度としては非常に少なく、ほとんどの子どもは軽い病気を繰り返しながら健康に成長していきます。

親としてできる最も大切なことは、「慌てすぎず、必要なときに医療を利用する」という姿勢です。症状が心配なときは、受診のタイミングや自宅での過ごし方について、遠慮なく医療者に相談してください。小児科は、子どもの健康だけでなく、親の不安を軽くするための場所でもあります。肩の力を抜きながら、子どもの自然な成長を見守っていきましょう。
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