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診療科

腹膜透析について


腹膜透析とは

腹膜透析は、ご自宅で行うことができる透析治療です。病院に通う回数が少なく、日常生活を続けながら治療できることが大きな特徴です。
おなかの中には「腹腔(ふくくう)」という空間があり、その内側を「腹膜」という薄い膜が覆っています。腹膜透析では、この腹膜を体に備わったフィルターとして利用し、体にたまった余分な水分や老廃物を取り除きます。
あらかじめ手術によって、おなかの中に細く柔らかい「カテーテル」という管を留置します。当院では、開腹術と経皮的挿入法の2種類の方法が可能で、患者さんの体の状態に合わせて安全な方法を選択します。
カテーテルを通して透析液をおなかの中に入れ、数時間そのままにしておくと、老廃物や余分な水分が透析液に移ります。その後、透析液を体の外へ出すことで、体がきれいになります。

夜間に行う腹膜透析(APD)について

腹膜透析には、夜間に専用の機械を使って行う方法(APD:自動腹膜透析)があります。

APDでは、夜寝ている間に機械が自動的に透析液の出し入れを行います。日中の操作がほとんど、または全く不要になるため、
• 日中は仕事や家事、外出をしたい方
• 手作業での交換に不安がある方
• 生活リズムをできるだけ保ちたい方
に特に適した方法です。

当院ではAPDを多くの患者さんに導入しており、生活の質(QOL)を重視した腹膜透析を行っています。

昼間に行う腹膜透析について

昼間に透析液の交換を行う場合、通常は1日3~4回、1回あたり約30分程度の操作が必要です。決められた手順に沿って行えば、特別に難しい操作ではありません。

腹膜透析の良いところ(長所)

腹膜透析は、時間をかけてゆっくりと老廃物や水分を取り除くため、体への負担が少ない治療です。治療による血圧低下がほとんどないため、
• 高齢の方
• 心臓にご病気のある方
でも比較的安心して行うことができます。

また、ご自身の生活スタイルに合わせて治療時間を調整でき、通院も月1~2回程度で済みます。仕事や家庭の事情で忙しい方にも向いています。
治療場所が自宅であるため、国内外の旅行先に透析液を持参し、普段に近い生活を送っている方もいらっしゃいます。
さらに、腹膜透析は治療開始後も尿量が保たれやすいという特徴があります。そのため、血液透析に比べて水分制限が厳しくなく、食事の制限も比較的ゆるやかに行える場合が多いです。

当院では、高齢の方やお一人暮らしの方でも腹膜透析を行っている実績があります。導入時にはスタッフが丁寧に指導し、「自分でできるか不安」という方でも、無理なく始められる体制を整えています。

腹膜透析の注意点(短所)

腹膜透析はご自宅で行う治療のため、医療スタッフの指導に従い、正しい方法で行うことが大切です。手順を守らないと、腹膜炎などの感染症を起こすことがありますが、正しい操作を身につけることで多くは防ぐことができます。
また、腹膜透析を長期間続けると、腹膜の働きが弱くなったり、尿量が減ったりして、十分な透析ができなくなることがあります。個人差はありますが、5年程度で変化が出てくる方が多く、その場合には血液透析への変更を検討します。

当院では定期的な診察と検査を行い、患者さんの体調や生活状況を確認しながら、最適な治療方法を一緒に考えていきます。
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