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当院をご利用される方

呼吸器外科

最終更新日:2018年4月4日

呼吸器外科が行う診療:「胸腔鏡手術ってなに?」

胸腔鏡手術とは、内視鏡がとらえた内部映像を映し出したテレビモニターを見ながら行う呼吸器外科領域の手術を意味します。術者も助手もモニター画面を見て行う手術を完全鏡視下手術といいます。また、必要に応じてモニター画面を見ることはあっても術者はほとんど小開胸創から内部を直接見て手術をしますが、助手が主にモニター画面を見て行う手術を胸腔鏡補助下手術といいます。これら二つの総称が胸腔鏡手術です。胸腔鏡補助下手術は従来の開胸手術と完全鏡視下手術との中間的位置づけにあるといえます。

現在の内視鏡はハイビジョンの高感度CCDカメラを備えており、術野を明るく照らしながら高画質の映像をテレビモニターに映し出すことができます。内視鏡を操作することによりこれまで肉眼では見ることができなかった方向からの視野が得られるようになり、創部から深くて遠い場所、狭い場所、物の裏側についても鮮明に見ることができるようになりました。近接拡大視も可能です。

胸腔鏡のモニター映像は基本的には二次元画像なのですが、先端を回転させることができる斜視の胸腔鏡を上手に操作して二点が重なって見えることがないよう斜め横から見た映像を映し出すことで二点間の距離は視覚的に伝わります。組織に触れた感触は手に持った様々な手術器具をとおして伝わるので、指先の感覚はこれまでの手術と何ら変わるところはありません。ですから、経験と慣れは必要ですが通常の手術はほとんど問題なく行うことができます。

従来の手術のように何人もの医者が天井からの無影灯の明かりを頼りに頭を突き出しながら傷の上から中を覗き込む必要がなくなり、切除したものを外に取り出すのに必要な最小限の傷で手術ができるわけです。傷が小さい分だけ、傷の開け閉めにかかる時間は短くなり手術時間は短縮します。また、皮膚、筋肉など切開し損傷を与える組織量が減るので身体への侵襲も軽減します。手術に係わるスタッフ全員が同じモニターを見て情報を共有することで、それぞれの役割を効率的に果たせるメリットもあります。

当院では、肺癌の根治手術に対しても積極的に完全鏡視下手術を導入してきました。年々その割合が増えています。現在、4cm(術者用)、2cm(助手用)、1cm(胸腔鏡用)の3か所の小さな傷で手術を行っています。今後、完全鏡視下手術が主流になっていくことは自然の流れと言えます。


診療対象疾患

原発性肺癌、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、胸壁腫瘍、良性肺腫瘍、炎症性肺疾患(気管支拡張症・肺真菌症・肺結核・慢性膿胸等)、嚢胞性肺疾患(肺嚢胞症・自然気胸等)、外傷、奇形(肺分画症・動静脈瘻)など呼吸器領域の外科的疾患の診断と治療を行っています。

スタッフ紹介

職名氏名専門領域
呼吸器センター長
呼吸器外科部長
太田 伸一郎肺癌・縦隔腫瘍の外科治療
胸腔鏡手術
医長広瀬 正秀肺癌・縦隔腫瘍の外科治療
医長小柳津 毅肺癌・縦隔腫瘍の外科治療
医長門磨 聖子肺癌・縦隔腫瘍の外科治療
レジデント宮部 真悟
特別嘱託医石橋 洋則-