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腎移植について

最終更新日:2024年2月7日

腎移植について

腎移植には生体腎移植と献腎移植の2つの方法があり、日本で腎移植を受けられる約85%の方は生体腎移植です。本院では2012年までに100名の方が腎移植を受けており、53名の方が献腎移植、47名の方が生体腎移植です。

献腎移植

脳死・心停止により死亡された方からの腎提供です。透析になる約1年前から登録可能です。登録後の平均待機期間は約14年ですので計画的な登録が必要ですし、移植が行われるまでの間、透析療法を選択する必要があります。献腎移植に向けて献腎移植待機者外来という特別な外来も行って移植をサポートします。

生体腎移植

健常な血族・配偶者・姻族からの、無償の腎提供です。透析療法を検討される際はこの生体腎移植も選択肢の一つとしてご検討下さい。透析療法に比較して合併症が少なく、予後や生活の質・満足度も向上することが分かっています。
生体腎移植には透析療法の導入後に行うか、それとも導入前に行うかの二通りあります。
1. 透析療法導入後の生体腎移植
2. 透析療法導入前の先行的生体腎移植
日本で行われる生体腎移植のうち5人に1人は先行的生体腎移植です。どの時期に腎移植を行うかは患者さんそれぞれの人生設計に関係しますし、透析方法、透析状況によっても違います。患者さん個々において最適な方法を共に考えていきたいと思います。

内科主体の腎移植

本院の特徴であります。1989年初回の生体腎移植から現在まで移植を受ける方の入院は腎臓内科です。そして周術期は泌尿器科との混成チームで診療にあたっています。移植に不可欠な学問は免疫学、感染症学、腫瘍医学、高血圧・脂質代謝・糖尿病・動脈硬化などの代謝・血管医学と多岐に渡ります。実はこれらほとんどが普段内科医の守備範囲で、腎臓内科医の腕のふるいどころなのです。

コーディネーター

レシピエント・コーディネーター

2012年より2名の看護師がレシピエント・コーディネーターとして移植の決定時から入院中・退院後にかけて、腎移植のレシピエントだけでなくドナーもサポートします。移植前後で変化する日常生活や人間関係、仕事、人生設計、そして内服に対する不安などなどを分析し、解決に向けてお手伝いします。

院内コーディネーター

不幸にして亡くなられる患者さんやそのご家族の臓器提供希望の意思を活かすことができるよう、調整をします。
現在4名の院内コーディネーターが臓器提供希望の情報に対して待機しております。

日本臓器移植ネットワーク


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