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手術方法

最終更新日:2014年11月13日

合併症

手術の際起こり得るすべての合併症について説明します。

いろいろな恐ろしい合併症がありますが、可能性が極めて小さなものまで含めてありますので、必要以上の恐怖感を持たずに聞いてください。

手術で大切なことは、これらの合併症が起こらないようにすること、起こっても最小限度のものに留めること、さらに、起こった場合の対応策を常に考えておくことです。

私たちは、これまで多数の患者さんを手術した経験から、最良の手術方法は何かということが分かっているつもりです。しかし、現在の進んだ技術をもってしても、まだ助けることが非常に困難な病気があることや、防ぐことが困難な合併症があることをよく理解していただきたいと思います。

不整脈(脈が規則正しくなく、みだれていること) 不整脈は、心臓の手術のあと、よく起こりますが、一時的なものが多いです。

この中で、もっとも危険なものは、ブロック(刺激伝導路=神経みたいな働きをするものが途中で障害を受けた状態をいいます)です。

ブロックが起こると、心臓は十分な血液量を送り出すことができません。そのため、体外式ペースメーカという機械で脈拍数を増加します。ブロックが一時的なもので、術後1~2週間のあいだに消失する場合がありますが、1カ月以上待っても直らない場合には、永久的な体内植え込み式ペースメーカをいれます。

最新のペースメーカは、運動などで身体が要求する脈拍数に増加することができますので、運動制限はありますが、学校生活は普通におくられます。
  • 不整脈
  • リーク
  • 脳空気塞栓
  • 三尖弁逆流
  • 出血(1)
  • 肺合併症
  • 感染
  • 低心拍出量症候群
  • 出血(2)

不整脈(脈が規則正しくなく、みだれていること)

不整脈は、心臓の手術のあと、よく起こりますが、一時的なものが多いです。
この中で、もっとも危険なものは、ブロック(刺激伝導路=神経みたいな働きをするものが途中で障害を受けた状態をいい ます)です。

ブロックが起こると、心臓は十分な血液量を送り出すことができません。そのため、体外式ペースメーカという機械で脈拍数を増加します。ブロックが一時的 なもので、術後1~2週間のあいだに消失する場合がありますが、1カ月以上待っ ても直らない場合には、永久的な体内植え込み式ペースメーカをいれます。

最新のペースメーカは、運動などで身体が要求する脈拍数に増加することができますので、運動制限はありますが、学校生活は普通におくられます。

数の情報が伝わらない:イラストに続いて説明文

リーク(漏れ)

子どもさんの心臓の筋肉は脆い場合があり、糸をかけたところがさけることが あります。
血液がもれますが、漏れる量は少なく、肺や心臓に与える影響が少ないため、再手術をすることはまれです。ただし、雑音は残ります。

脳空気塞栓

孔を閉じる場合、どうしても左室には空気が入ります。
この空気を完全に出してから心臓を閉じますが、もしも、空気の一部が左室の中に残っていて、大動脈に押し出され、脳に行くと、脳の血流を阻害し、障害を 起こすことがあります。

この左室の空気を抜くため、左室に管を挿入することによって、空気は完全に取り除かれますが、さらに念のため、大動脈にも細い管を挿入しています。万全 の対策をしていますので、この合併症は極めてまれになっています。

三尖弁逆流

軽度:放置、将来軽快することが多い。
重度:将来、人工弁置換が必要(高度例はまれ)

出血(1)

  • 心タンボンナーデ(危険、まれ)
  • 緊急的再手術(当日夜などに)

肺合併症

人工呼吸
  1. 無気肺(たんがつまる)
  2. 気胸(緊張性気胸):生後数ヶ月以内に多い
  3. 肺炎

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